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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

4.14.2 Java DB JDBCドライバ(Type4)

クラスパスの設定

Java DB JDBCドライバはアプリケーションサーバに同梱されています。javaコマンドでJava SEスタンドアロンアプリケーションを実行する場合、以下のクラスパスを設定してください。IJServerクラスタやアプリケーションクライアントコンテナでJava DB JDBCドライバを使用する場合にはクラスパスの設定は不要です。

クラスパスの設定については「4.14.1 JDBCドライバの環境設定」を参照してください。

組み込み環境の場合

C:\Interstage\F3FMisje7\javadb\lib\derby.jar
C:\Interstage\F3FMisje7\javadb\lib\derbytools.jar

/opt/FJSVisje7/javadb/lib/derby.jar
/opt/FJSVisje7/javadb/lib/derbytools.jar

クライアント/サーバ環境の場合

C:\Interstage\F3FMisje7\javadb\lib\derbyclient.jar
C:\Interstage\F3FMisje7\javadb\lib\derbytools.jar

/opt/FJSVisje7/javadb/lib/ derbyclient.jar
/opt/FJSVisje7/javadb/lib/derbytools.jar

注意

Java DBのシステムディレクトリは、Java SEスタンドアロンアプリケーション実行時のカレントディレクトリになります。

接続プールの設定

接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインタフェースを指定してください。

パラメタ

指定値

名前

任意の値

リソースタイプ

以下のいずれかを指定してください。

  • javax.sql.ConnectionPoolDataSource

  • javax.sql.DataSource

  • javax.sql.XADataSource

データベースベンダー

JavaDB (注)

データソースクラス名

以下のいずれかを指定してください。

組み込み環境の場合:

  • org.apache.derby.jdbc.EmbeddedConnectionPoolDataSource40

  • org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDataSource40

  • org.apache.derby.jdbc.EmbeddedXADataSource40

クライアント/サーバ環境の場合:

  • org.apache.derby.jdbc.ClientConnectionPoolDataSource40

  • org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource40

  • org.apache.derby.jdbc.ClientXADataSource40

) データベースベンダーは、Interstage Java EE 7管理コンソールから接続プールを作成するときにだけ指定してください。


リソースタイプごとに使用するデータソースクラス名については、以下のように指定してください。

リソースタイプ

環境

データソースクラス名

javax.sql.ConnectionPoolDataSource

組み込み環境の場合:

org.apache.derby.jdbc.EmbeddedConnectionPoolDataSource40

クライアント/サーバ環境の場合:

org.apache.derby.jdbc.ClientConnectionPoolDataSource40

javax.sql.DataSource

組み込み環境の場合:

org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDataSource40

クライアント/サーバ環境の場合:

org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource40

javax.sql.XADataSource

組み込み環境の場合:

org.apache.derby.jdbc.EmbeddedXADataSource40

クライアント/サーバ環境の場合:

org.apache.derby.jdbc.ClientXADataSource40


注意

リソースタイプにjavax.sql.XADataSourceを使用する場合、接続検証の検証方法としてisValidは使用できません。

プロパティ

以下のプロパティは一般的に指定が必要なプロパティです。指定可能なプロパティの詳細は、「A.6 データソースプロパティ」を参照してください。

組み込み環境の場合

プロパティ名

DatabaseName

データベースの名前を指定してください。

ConnectionAttributes

データベースが存在しない場合、接続確立時にデータベースを自動作成したい場合「;create=true」を指定してください。すでに指定のデータベースが存在する場合、既存のデータベースへ接続します。


クライアント/サーバ環境の場合

プロパティ名

User

データベースのユーザIDを指定してください。

Password

データベースのパスワードを指定してください。

DatabaseName

データベースの名前を指定してください。

ServerName

Java DBのホスト名またはIPアドレスを指定してください。

例1)IPv4の場合 127.0.0.1

例2)IPv6の場合 ::1

PortNumber

ポート番号をデフォルトから変更した場合、変更したポート番号を指定してください。デフォルトは1527です。

ConnectionAttributes

データベースが存在しない場合、接続確立時にデータベースを自動作成したい場合「;create=true」を指定してください。すでに指定のデータベースが存在する場合、既存のデータベースへ接続します。