ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

3.1.6 JNDIの使用方法

各種リソースやEnterprise JavaBeanにアクセスする場合には、JNDIのAPIもしくはアノテーションを使用します。JNDIのlookupメソッドを使用する場合、引数には以下のどちらかを指定できます。

lookupの引数に指定する値

説明

java:comp/env/参照名

環境ネーミングコンテキストを使用する場合

JNDI名

ネーミングサービスに直接アクセスする場合

deployment descriptorファイルに定義した参照名(論理的な名前)は、JNDI名(物理的な名前)との対応をInterstage deployment descriptorファイルに定義できます。この対応を定義したJava EEコンポーネントでは、参照名を指定してlookupメソッドを実行することで、その参照名に対応するJNDI名のオブジェクトをlookupできます。
JNDI名を指定して直接lookupするよりも、この参照名を定義して環境ネーミングコンテキストを使用してlookupする方が、リソースの名前や環境が変更になった時にInterstage deployment descriptorファイルの編集のみで対応可能となるため、アプリケーションのリコンパイルが不要となり、汎用的なアプリケーションとなります。
環境ネーミングコンテキスト使用時の、定義編集方法については「2.14.2 環境ネーミングコンテキスト(Environment Naming Context)」を参照してください。