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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

2.22.2 クラスローダの分離

Interstage Java EE 7のクラスローダは下記表の単位で作成されます。

クラスローダ

作成単位

Extensionクラスローダ

Java VMプロセスで1つ作成されます。

Public APIクラスローダ

Java VMプロセスで1つ作成されます。

共通クラスローダ

Java VMプロセスで1つ作成されます。

Connectorクラスローダ

Java VMプロセスで1つ作成されます。

ライフサイクルモジュールクラスローダ

ライフサイクルモジュールが作成されている場合、ライフサイクルモジュールごとに作成されます。

Applibクラスローダ

EAR、WAR、EJB-JARファイル配備時にアプリケーションライブラリが指定された場合、配備単位、かつ、アプリケーションライブラリごとに作成されます。

Applicationクラスローダ

EARファイルまたはEJB-JARファイルが配備されている場合、配備されているEARファイル/EJB-JARファイルごとに作成されます。

Webクラスローダ

WARファイルまたはWebモジュールを含んだEARファイルが配備されている場合、配備されているWARファイル/EARファイル内のWebモジュールごとに作成されます。

下図は、Java EEアプリケーションを配備した時のクラスローダ構成です。点線で表した配備単位ごとにクラスローダを作成して独立にクラスをロードするため、配備単位ごとに同一名称のファイルやパッケージ名、クラス名の使用が可能です。

注意

  • 異なるコネクタモジュール間は参照できません。たとえば、上図のRAR2とRAR3間は相互に参照できません。

  • 異なるライフサイクルモジュール間は参照できません。たとえば、上図のLCM1とLCM2間は相互に参照できません。

  • アプリケーションライブラリでは、以下の参照ができません。

    • 1つの配備単位で複数のアプリケーションライブラリを指定した場合、そのアプリケーションライブラリ間は参照できません。たとえば、上図のapplib1とapplib2間、applib3とapplib4間、applib5とapplib6間は相互に参照できません。

    • アプリケーションライブラリから、Connectorクラスローダでロードされるリソースは参照できません。たとえば、上図のapplib1からRAR2、applib3からRAR3、applib5からRAR2を参照することはできません。