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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

2.6.7 JSPのオートリロード

JSPを使用したアプリケーションの開発中に、正しくJSPの表示ができるかどうかを確認するために、アプリケーションを作り直して再配備することなく、配備済みのアプリケーションのJSPを入れ替えることが可能です。これをJSPのオートリロード機能と呼びます。

JSPのオートリロード機能を利用する場合は、事前にInterstage Web application deployment descriptor(glassfish-web.xml)の<jsp-config>に、以下のいずれかのプロパティを指定してください。

リクエストごとにJSPが入れ替えれているかどうか判定を行う場合のglassfish-web.xml

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<!DOCTYPE glassfish-web-app PUBLIC
  "-//GlassFish.org//DTD GlassFish Application Server 3.1 Servlet 3.0//EN"
  "http://glassfish.org/dtds/glassfish-web-app_3_0-1.dtd">
<glassfish-web-app>
  <jsp-config>
    <property name="development" value="true" />
  </jsp-config>
</glassfish-web-app>

JSPのオートリロードを実施するためには、配備済みアプリケーションのJSPファイルを編集・置換します。

配備済みアプリケーションは、以下のディレクトリに配備モジュールを展開した形式で格納されています。

Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
[Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\applications\[アプリケーション名]
[Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/applications/[アプリケーション名]
IJServerクラスタ配下のサーバーインスタンスの場合
[Java EE 7共通ディレクトリ]\nodes\localhost-domain1\[サーバーインスタンス名]\applications\[アプリケーション名]
[Java EE 7共通ディレクトリ]/nodes/localhost-domain1/[サーバーインスタンス名]/applications/[アプリケーション名]

注意

  • サーバーインスタンス配下のJSPファイルを更新した後で、IJServerクラスタを起動し直すと、同期化処理によりInterstage Java EE 7 DASサービスのファイルに置き換えられてしまいます。そのため、サーバーインスタンス配下のJSPファイルを更新する場合は、Interstage Java EE 7 DASサービス配下のJSPファイルに対しても同じ変更をするようにしてください。

  • 複数のサーバーインスタンスをもつIJServerクラスタの場合は、すべてのサーバーインスタンスに対して、配下のJSPファイルを編集/置き換えする必要があります。

JSPのオートリロードの対象となるファイルは、以下の通りです。

以下のファイルは、JSPのオートリロードの対象外です。

注1)

静的includeとは、以下のようにincludeディレクティブを使用してファイルをincludeすることです。

<%@ include file="include.txt"%>
注2)

動的includeとは、以下のように<jsp:include>タグを使用してファイルをincludeすることです。

なお、動的includeでは、JSPのオートリロード機能が有効でない場合も、txtなどの静的ファイルについては、リクエストごとに読み込まれるため、変更が反映されます。

<jsp:include page="include.txt" flush="true" />
注3)

tldファイルの<tag-file>タグ配下に、<path>タグで定義されている場合です。

<tag-file>
        <name>sampleTag</name>
        <path>/WEB-INF/tags/sample/sample.tag</path>
</tag-file>

注意

JSPの入れ替え方法に関する注意事項は、「1.4.3 Webアプリケーションの注意事項」の「JSPの入れ替えについて」を参照してください。