32ビット製品から64ビット製品へ移行する場合の作業手順について説明します。
以下の作業は、正系ノードと副系ノードで行います。ただし、“3. DBミラーリングサービスの通常停止”は、正系ノードでのみ行ってください。
RDBディレクトリファイルを配置したパス名の確認
データベースの文字コード系の確認
DBミラーリングサービスの通常停止
DBミラーリングシステム環境の削除
ファイルのバックアップ
Symfoware Serverのアップグレードインストール
ファイルのリカバリ
DBミラーリングシステム環境の作成
動作確認
RDBディレクトリファイルを配置したパス名を確認してください。
スケーラブルディレクトリ運用を行っていない場合
> rdbprdic -r
スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合
> rdbscldir -V
以下のコマンドを実行して、データベースの文字コード系を確認し、必ず控えておいてください。
> rdbprt -m CODE Code Information Data Code ...... SJIS (注) qdg12074i:rdbprtが正常終了しました 復帰コード 00 (システム名=RDBSYS1)
注) 現在利用しているデータベースの文字コード系が表示されます。
DBミラーリングサービスの通常停止を行います。
> dxsvstop [-mc]
以下の作業を実施し、DBミラーリングシステムの環境を削除してください。
DBミラーリングサービスの緊急停止
RERUNログ引継ぎファイルおよびRERUNログ抽出ファイルの削除
RERUNログ抽出作業域の作業域ファイルの削除
RLP管理オブジェクトの削除
Symfoware/RDBの停止
モニタデーモンの停止
モニタデーモンのサービスの削除
RLPの削除
モニタ管理ファイルの削除
BC管理スキーマの削除
BCログ管理ファイルの削除
参照
各作業の詳細は“データベース二重化導入運用ガイド”の“DBミラーリングシステムの環境削除”を参照してください。
以下のファイルをバックアップしてください。
Symfoware Serverでバックアップの必要なファイル
Symfoware Serverのインストールディレクトリ\DX\ETC配下のDBミラーリング動作環境ファイル
Symfoware Serverのファイルのバックアップの詳細については“付録A Symfoware Server移行時の作業手順”を参照してください。
“第7章 アップグレードインストール”を参照して、Symfoware Serverのアップグレードインストールを行ってください。
“5.ファイルのバックアップ”でバックアップした、DBミラーリング動作環境ファイルを、Symfoware Serverのインストールディレクトリ\DX\ETC配下に格納してください。
Symfoware Serverのファイルのリカバリの詳細については“付録A Symfoware Server移行時の作業手順”を参照してください。
以下の作業を実施し、DBミラーリングシステムの環境を作成してください。
Symfoware/RDBの停止
BCログ管理ファイルの作成
RLMおよびRLCファイルの作成
Windowsサービスへの登録
モニタデーモンの起動
Symfoware/RDBの起動
BC管理DBの作成
RERUNログ引継ぎファイルの作成
資源の関連付け
Symfoware/RDBの停止
モニタデーモンの停止
参照
各作業の詳細は“データベース二重化導入運用ガイド”の“セットアップ”を参照してください。
運用を開始する前に、正しく移行が行えたかどうか動作確認してください。
注意
古いバージョンレベルから移行する場合、インストール時のデータベースの文字コード系の指定は、必ず移行前の環境で確認したデータベースの文字コード系を指定してください。
移行前の環境と異なるデータベースの文字コード系をインストール時に指定してパッケージをインストールし、運用を再開した場合、データベースおよびRDBディクショナリの内容は保証されません。
Symfoware/RDBがダウンしている状態で、移行作業を行った場合は、データベースの内容は保証されません。
Symfoware Server Mirroring Controllerの移行作業は正系ノードと副系ノードで同時に行ってください。片系のみ移行作業を行った状態で、運用を再開することはできません。