ファイルのバックアップ作業について説明します。
以下の作業を行ってください。
なお監査ログ運用をしている場合は、監査ログ用ロググループについてスケーラブルログ運用の手順で実施してください。
移行作業中における資源の破壊に備えるため、以下の資源をOSのコピー機能でバックアップしておいてください。
また、クラスタシステムの場合、共用ディスク上に配置しているSymfoware/RDBの資源は運用ノードでバックアップしてください。
RDBディクショナリ
RDBディレクトリファイル
データベーススペース
ログ管理ファイル
テンポラリログファイル
アーカイブログファイル(アーカイブログ運用時)
スケーラブルログ運用を行っている場合は、以下の資源もバックアップしておいてください。
ロググループ管理ファイル
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル
ユーザロググループ用のログ管理ファイル
ユーザロググループ用のテンポラリログファイル
ユーザロググループ用のアーカイブログファイル(アーカイブログ運用時)
監査ログ運用を行っている場合は、以下の資源もバックアップしておいてください。
監査ログデータベース
ロググループ管理ファイル
監査ログデータベースのログ管理ファイル
監査ログデータベースのテンポラリログファイル
また、セットアップ先のドライブ:\データ格納先\RDB\ETC(C:\SFWD\RDB\ETC)配下のファイルもバックアップしておいてください。
ログファイルを削除してください。
スケーラブルログ運用を実施していない場合
アーカイブログ運用を行っている場合は、アーカイブログファイルを削除してください。
テンポラリログファイルを削除してください。
ログファイルの作成先を、旧バージョンのログファイルと同一にする場合は、旧バージョンのログファイルを削除する前に、作成先を確認しておいてください。
> rdblog -D -a D:\SFWD\RDB\USR\LOG\ARCLOG1 > rdblog -D -t
スケーラブルログ運用を実施している場合
全ユーザロググループに対して以下の処理を実施してください。
アーカイブログ運用を行っている場合は、アーカイブログファイルを削除してください。
テンポラリログファイルを削除してください。
システムロググループに対して以下の処理を実施してください。
アーカイブログ運用を行っている場合は、アーカイブログファイルを削除してください。
テンポラリログファイルを削除してください。
ログファイルの作成先を、旧バージョンのログファイルと同一にする場合は、旧バージョンのログファイルを削除する前に、作成先を確認しておいてください。
> rdblog -D -a -g grp1 D:\SFWD\RDB\USR\ULOG\ARCLOG2 > rdblog -D -t -g grp1 > rdblog -D -a -g grp2 D:\SFWD\RDB\USR\ULOG\ARCLOG3 > rdblog -D -t -g grp2 > rdblog -D -a D:\SFWD\RDB\USR\LOG\ARCLOG1 > rdblog -D -t
ログ管理ファイルを削除してください。
スケーラブルログ運用を実施していない場合
RDB構成パラメタファイルで、RDBLOGMANAGEパラメタを設定している場合は、ログ管理ファイルをDELコマンドで削除してください。
注意
ログ管理ファイルが一般ファイルに作成されている時のみ、当処理を実施してください。
> DEL ログ管理ファイル名 (絶対パス)
スケーラブルログ運用を実施している場合
全ユーザロググループのログ管理ファイルに対して、ログ管理ファイルをDELコマンドで削除してください。
RDB構成パラメタファイルで、RDBLOGMANAGEパラメタを設定している場合は、ログ管理ファイルをDELコマンドで削除してください。
注意
ログ管理ファイルが一般ファイルに作成されている時のみ、当処理を実施してください。
ログ管理ファイルの作成先を、旧バージョンのログ管理ファイルと同一にする場合は、旧バージョンのログ管理ファイルを削除する前に、作成先を確認しておいてください。
> rdblog -V -I loggroup status tmpstatus arcstatus indstatus logmanage-path system avail avail avail/on ---- D:\SFWD\RDB\USR\LOG group1 avail avail avail/on ---- D:\SFWD\RDB\USER\ULOG\LOGMNG1 group2 avail avail avail/on ---- D:\SFWD\RDB\USER\ULOG\LOGMNG2 > DEL D:\SFWD\RDB\USER\ULOG\LOGMNG1 > DEL D:\SFWD\RDB\USER\ULOG\LOGMNG2 > DEL D:\SFWD\RDB\USR\LOG