ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.4.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

第21章 リソースフォルダーの操作

本章では、多数のリソースを管理する場合や、リソースを何らかの条件で分けて管理したい場合に利用する、リソースフォルダーについて説明します。


リソースフォルダー

リソースフォルダーは、多数のリソースを管理する場合や、リソースを何らかの条件で分けて管理したい場合に利用できます。

リソースフォルダーに格納するリソースは、必要に応じて自由に配置できます。また、階層化により、リソースフォルダーの中に、ほかのリソースフォルダーを格納できます。

リソースフォルダーにより、以下のことが実現できます。

複数の部門でリソースを共用する場合、部門間でお互いのリソースを隔離する一方で、増設や故障に備えたリソースは共通に利用したい場合があります。


テナント

本製品では、組織や業務など業務形態に応じて、リソースの管理と運用を分割する単位をテナントと呼びます。

テナントには、L-Server、およびテナントごとに専有されるリソースプールが格納されます。テナントごとに専有されるリソースプールをローカルプールと呼びます。

また、ローカルプールのほか、複数のテナント間で利用できるリソースを格納した、リソースプールが存在します。このリソースプールをグローバルプールと呼びます。

本製品では、テナントを単位としたリソースの分割と、ユーザーグループおよびユーザーのスコープ設定による隔離を組み合わせることで、テナントごとの運用を提供します。

以下の設定を行うことで、テナントによるリソースの隔離と共通利用を実現できます。

テナントを利用してリソースを隔離する場合、以下の操作は制限されます。

図21.1 テナントによるリソースの隔離と共用