以下の手順で、マネージャーをアンインストールします。
アンインストールする前に、「11.1.1 事前準備」が行われているか確認してください。
システムにOSの管理者(root)でログインします。
本製品をアンインストールする管理対象サーバにrootでログインしてください。
アンインストールコマンド(cimanager.sh)を起動します。
アンインストーラの対話指示に従って、アンインストールします。
# /opt/FJSVcir/cimanager.sh -c <RETURN> |
注意
UpdateAdvisor(ミドルウェア)のコマンドを任意の場所で実行するためにPATH変数を設定している場合、本製品に適用されている修正はアンインストールにより削除されるため、アンインストール前に未適用の状態に戻す必要はありません。
PATH変数を設定していない場合、修正を未適用の状態に戻してからアンインストールしてください。
エージェントをアンインストールせずに、マネージャーをアンインストールし、再インストールすると、アンインストール前に利用していたエージェントと通信できなくなります。
この場合、以前と同じマネージャーであることを示すための証明書が必要です。
インストール後、マネージャーの証明書は、以下のディレクトリに格納されています。
/etc/opt/FJSVrcvmr/opt/FJSVssmgr/current/certificate
アンインストール時には、以下のディレクトリに証明書が退避されます。
マネージャーを再インストールし、同じ証明書を使用する場合、退避された証明書を上記の格納先に保存してください。
/var/tmp/back/site/certificate
アンインストールで退避された証明書が不要な場合、手動で削除してください。
Windows PEは、以下のディレクトリに格納されています。
/var/opt/FJSVscw-tftpsv/tftproot/boot/winpe
アンインストール時には、以下のディレクトリにWindows PEが退避されます。マネージャーを再インストールし、同じWindows PEを使用する場合、退避されたWindows PEを上記の格納先に保存してください。
/var/tmp/back/winpe
アンインストールで退避されたWindows PEが不要な場合、手動で削除してください。
アンインストール後、以下のインストール先ディレクトリが残ることがあります。その場合、残ったディレクトリを手動で削除してください。
/opt直下
FJSVcfmg | FJSVctchg | FJSVctdsb | FJSVctdsb-cmdb |
FJSVctdsb-ibpma | FJSVctdsb-sqc | FJSVctmg | FJSVctmg-ibpmf |
FJSVctmg-isas | FJSVctmg-pgs | FJSVctmyp | FJSVctope |
FJSVctpw | FJSVctsec |
/etc/opt直下
FJSVcfmg | FJSVctchg | FJSVctdsb | FJSVctdsb-cmdb |
FJSVctdsb-ibpma | FJSVctdsb-sqc | FJSVctmg | FJSVctmg-ibpmf |
FJSVctmg-isas | FJSVctmg-pgs | FJSVctmyp | FJSVctope |
FJSVctpw | FJSVctsec |
/var/opt直下
FJSVcfmg | FJSVctchg | FJSVctdsb | FJSVctdsb-ibpma |
FJSVctdsb-sqc | FJSVctmg | FJSVctmg-ibpmf | FJSVctmg-isas |
FJSVctmg-pgs | FJSVctmyp | FJSVctope | FJSVctpw |
FJSVctsec |
注意
FJSVctdsb-cmdbが残っている場合は、他製品で使用されているため、削除しないでください。
本製品の運用中にrcxloginコマンドでパスワードの保存を実行した場合、コマンドを実行したOSのユーザーアカウントごとに以下のディレクトリに保存されます。
/各ユーザーのHOME環境変数に設定されているディレクトリ/.rcx/ |
本製品のアンインストール後に手動で削除してください。
管理LANサブネットの登録をした場合、本製品が変更したDHCPサーバの設定情報は、アンインストール後も初期化されません。必要に応じて初期化してください。
管理LANサブネットの登録をした場合、本製品のアンインストール後は、DHCPサーバのサービス(dhcpd)の自動起動が"OFF"になっており、サービスが停止しています。
本製品のインストール時にSELinuxを設定した場合、本製品のアンインストール後にSELinuxの設定を削除してください。
設定の削除方法については、「J.2.1 マネージャー」を参照してください。