L-Server作成時にOSに設定パラメーターを入力します。[基本情報]タブでイメージを指定した場合だけ有効です。
初回起動時に設定処理が動作します。イメージ名を指定しない場合、すべて入力する必要はありません。
入力の必要性がない項目については、値が設定されないため、指定しないでください。
[サーバ]タブのOS種別が"Linux"、"Windows"、または"Linux(SELinux)"の場合は入力できますが、"Other"の場合は入力できません。
以下の場合、[OS]タブの設定はできません。
ホストOSのSELinuxの設定が"Enable"である
ゲストOSのシステムボリュームがLVMである
指定項目 | Linux/Linux(SELinux) | Windows | 項目の説明 | ||
---|---|---|---|---|---|
入力の | 省略時の値 | 入力の | 省略時の値 | ||
ホスト名・コンピュータ名 | 可 | L-Server名 | 可 | L-Server名 | ホスト名またはコンピュータ名を入力します。 【Windows】 【Linux】 なお、L-Server名にアンダースコア("_")およびピリオド(".")を使用している場合、ホスト名またはコンピュータ名に使用できない文字のため、ハイフン("-")に置き換えられます。 本項目が未指定の場合も、上記と同様に、L-Server名を変換して設定されます。 |
ドメイン名 | 可 | localdomain (注1) | 可 | WORKGROUP (注1) | 【Linux】 【Windows】 |
DNS検索パス | 可 | - | 不要 | - | DNSの検索に利用する1~32767文字のドメイン名のリストを入力します。ドメイン名と同じ文字を指定できます。 |
フルネーム | 不要 | - | 可 | WORKNAME (注1) | 1~50文字のWindowsのフルネームを入力します。 初期値は、OSプロパティ定義ファイルに定義された値が入力されます。 |
組織名 | 不要 | - | 可 | WORKORGANIZATION (注1) | Windowsのシステムのプロパティに表示される組織名を1~50文字で入力します。 |
製品キー | 不要 | - | 可 | - (注1) | 製品キーを入力します。 |
ライセンスモード | 不要 | - | 不要 | - | ライセンスモードを指定してもゲストOSに設定されません。 |
最大接続数 | 不要 | - | 不要 | - | 最大接続数を指定してもゲストOSに設定されません。 |
管理者パスワード | 不要 | - | 可 | - (注1) | L-Server作成時に指定したイメージの、ローカル管理者アカウントのパスワードを設定します。 新しいパスワードを指定した場合、ローカル管理者アカウントのパスワードが上書きされます。 1~128文字の半角英数記号で入力します。 |
ハードウェア時計設定 | 不要 | ローカル | 不要 | - | 以下のどちらかを指定します。
本項目を設定しても、ゲストOSには反映されません。 |
タイムゾーン | 可 | マネージャーのOSと同じタイムゾーン | 可 | マネージャーのOSと同じタイムゾーン | OSのタイムゾーンを指定します。 |
注1) OSプロパティ定義ファイルに値が指定されている場合、OSプロパティ定義ファイルの値が設定されます。
注2) クローニングイメージのOS種別がWindowsの場合、以下に記載されているOSのバージョンだけ[OS]タブやOSプロパティ定義ファイルの値を自動設定できます。
「8.6.7 クローニングイメージの採取」の「OS種別がWindowsのクローニングイメージを使用する場合」の「OS自動設定機能をサポートするVMホストと仮想L-Serverの組み合わせ」
参考
OSプロパティ定義ファイル
事前にOSプロパティ定義ファイルに初期値を指定することで、L-Server作成時の[OS]タブの情報などの初期値が生成されます。
詳細は、「8.1.9 OSプロパティ定義ファイル」を参照してください。
L-Serverの操作
L-Serverの操作は、RORコンソールまたはrcxadm lserverコマンドを利用します。
RORコンソールを利用したL-Serverの操作については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「第17章 L-Serverの操作」を参照してください。
rcxadm lserverコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。
L-Serverの仕様変更
L-Serverの仕様変更は、RORコンソールまたはrcxadm lserver modifyコマンドを利用します。
仕様変更できる項目については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「第17章 L-Serverの操作」を参照してください。
仕様変更後の値は、オーケストレーションツリーの[リソース一覧]タブで確認できます。
コマンドでは、rcxadm lserver listおよびrcxadm lserver showコマンドを実行します。
詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。