同一カテゴリに対して、各種コマンドを連続実行する場合の注意事項を“コマンドの連続実行の排他関係(同一カテゴリを処理対象とした場合)”の先行、後続コマンドの組み合わせごとに説明します。
格納中の蓄積データファイルの管理レコードに対して蓄積データファイル作成中状態解除コマンドを実行しないでください。実行した場合は管理レコードが無効状態になります。
実行した場合、dccresコマンドにより無効レコードを削除した後で、dlofentryコマンドを再実行してください。
格納中の蓄積データファイルを削除することはできません。格納中の蓄積データファイルに対して、蓄積データファイル削除コマンドを個別指定のファイル削除で実行した場合、条件付き正常終了します。
格納中の蓄積データファイルに対して保存期限の変更を行うことはできません。資源管理状態変更コマンドは異常終了します。
蓄積データファイル作成中状態解除コマンドが途切れず、一定時間内にレコードの操作が完了しない場合、ロードコマンドは異常終了します。
標準では120秒×4リトライ=8分後に異常終了します。
蓄積データファイル削除コマンドの個別指定のファイル削除の場合、削除対象の蓄積データファイルに対して蓄積データファイル作成中状態解除コマンドを実行することはできません。蓄積データファイル作成中状態解除コマンドは異常終了します。
蓄積データファイル削除コマンドの個別指定のファイル削除を除き、同じ処理モードで蓄積データファイル削除コマンドを連続実行しないでください。また個別指定のファイル削除の場合、先行と後続で同じファイルを指定しないでください。
注意
同じファイルが削除対象になっている場合、先行・後続どちらかで蓄積データファイル削除コマンドが条件付き正常終了します。削除はファイル単位に1つずつ行われ、途中でエラーが発生しても、最後まで処理を継続します。加えて、先行したコマンドがファイルを物理的に削除している間に後続のコマンドが他のファイルを削除できるため、同じファイルを複数指定して蓄積データファイル削除コマンドを実行すると、先行・後続それぞれで削除エラーが頻発します。
削除エラーの原因が他のコマンドで削除したためか、別の原因かを特定するのが難しくなるため、同じファイルを指定して蓄積データファイル削除コマンドを多重実行しないでください。
蓄積データファイル削除コマンドの実行中に、保存期限の変更は行わないでください。
削除中に保存期限を変更しても、蓄積データファイルは削除されます。
蓄積データファイル削除コマンド実行中に資源管理状態変更コマンドの削除済レコードの削除を行った場合、実行時点でファイルの削除が完了している管理レコードのみ資源管理から削除されます。蓄積データファイル削除コマンドが完了した時点で、削除済レコードの削除を再実行してください。
注) ロードコマンド(dlofentry)は、ロードアダプタコマンド(iisloadadpt)で -eオプションを指定した場合も含みます。