名前
形式1-1(ログ管理ファイルの作成)
rdblog -I
形式1-2(ログ管理ファイルの情報表示)
rdblog -V -I
形式2-1(テンポラリログファイルの作成)
rdblog -G -t
-c 20M
[ -io { 1024 | 2048}]
ログインデックス域パス名
{ BIログ域パス名 | -in }
{ AIログ域パス名 | -in | -bi }
BIログ域サイズ
AIログ域サイズ
トランザクションエントリ数
形式2-2(テンポラリログファイルの属性変更)
rdblog -U -t
{ BIログ域サイズ | - }
{ AIログ域サイズ | - }
[ トランザクションエントリ数 ]
形式2-3(テンポラリログファイルの削除)
rdblog -D -t [ -e ]
形式2-4(テンポラリログファイルの情報表示)
rdblog -V -t
形式2-5(テンポラリログファイルの再登録)
rdblog -A -t ログインデックス域パス名
形式2-6(テンポラリログファイルの再作成)
rdblog -G -t -r
-c 20M
ログインデックス域パス名
{ BIログ域パス名 | -in }
{ AIログ域パス名 | -in | -bi }
BIログ域サイズ
AIログ域サイズ
トランザクションエントリ数
形式3-1(アーカイブログファイルの作成)
rdblog -G -a
アーカイブログファイル名
アーカイブログファイルサイズ
形式3-2(アーカイブログファイルの追加)
rdblog -U -a
アーカイブログファイル名
形式3-3(アーカイブログファイルの削除)
rdblog -D -a
アーカイブログファイル名
形式3-4(アーカイブログファイルの情報表示)
rdblog -V -a
[アーカイブログファイル名]
形式3-5(アーカイブログファイルのバックアップ)
rdblog -B
アーカイブログ退避先名@デバイス名
[ -y ]
形式3-6(アーカイブログファイルを強制切替え)
rdblog -S -a
形式3-7(退避動作待ちのアーカイブログファイルの破棄)
rdblog -R -a
形式3-8(アーカイブログファイルの再登録)
rdblog -A -a アーカイブログファイル名
機能説明
ログファイルの作成、変更、削除、表示などを行います。
ログ管理ファイルの操作を行います。ログ管理ファイルの操作には、作成、情報表示があります。
テンポラリログファイルの操作を行います。テンポラリログファイルの操作には、作成、属性変更、削除、情報表示、再登録、再作成があります。
アーカイブログファイルの操作を行います。アーカイブログファイルの操作には、作成、追加、削除、情報表示、バックアップ、強制切替え、破棄、再登録があります。
形式1のオプション
ログ管理ファイルに関する操作をする場合に指定します。
本オプションだけ指定した場合は、ログ管理ファイルの作成を行います。
作成を行う場合、資源管理は停止している必要があります。
ログ管理ファイルの情報を表示する場合に指定します。
形式2のオプション
テンポラリログファイルを作成する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、資源管理は停止している必要があります。
テンポラリログファイルの属性を変更する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、資源管理は停止している必要があります。
テンポラリログファイルを削除する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、資源管理は停止している必要があります。
テンポラリログファイルの情報を表示する場合に指定します。
すでに作成済みのテンポラリログファイルを、ログ管理ファイルに再登録します。
本オプションは、ログ管理ファイル破壊のリカバリ時に用います。
テンポラリログファイルに関する操作をする場合に指定します。
テンポラリログファイルを強制的に削除する場合に指定します。
テンポラリログファイルが破壊されている場合にだけ使用してください。
テンポラリログファイルを再作成する場合に指定します。
本オプションを指定した場合、-ioオプションを指定することはできません。
テンポラリログファイルのブロック長を指定します。
なお、アーカイブログファイルを作成する予定がある場合、アーカイブログファイルを作成する媒体のブロック長が当テンポラリログファイルを作成する媒体のブロック長を超える場合は、アーカイブログファイルを作成予定の媒体のブロック長を指定します。
本オプションを省略した場合は、512バイトが指定されたものとして動作します。
テンポラリログファイルのログインデックス域のパス名を指定します。
パス名は英数字131バイトまで指定でき、パス名には絶対パス名だけ指定できます。
ファイルシステム上のUNIX系ファイルまたはローデバイスを指定できます。
テンポラリログファイルのBIログ域のパス名を指定します。
パス名は英数字131バイトまで指定でき、パス名には絶対パス名だけ指定できます。
ファイルシステム上のUNIX系ファイルまたはローデバイスを指定できます。
テンポラリログファイルのログインデックス域と同一のUNIX系ファイルまたはローデバイスに割り当てる場合は、パス名または-inを指定します。
テンポラリログファイルのAIログ域のパス名を指定します。
パス名は英数字131バイトまで指定でき、パス名には絶対パス名だけ指定できます。
ファイルシステム上のUNIX系ファイルまたはローデバイスを指定できます。
テンポラリログファイルのログインデックス域と同一のUNIX系ファイルまたはローデバイスに割り当てる場合は、パス名または-inを指定します。
テンポラリログファイルのBIログ域と同一のUNIX系ファイルまたはローデバイスに割り当てる場合は、パス名または-biを指定します。
作成するテンポラリログファイルのBIログ域の大きさをバイト単位で指定します。
大きさの最後に“K”、“M”を付加した場合は、それぞれ値はキロバイト指定、メガバイト指定であると解釈されます。
BIログ域サイズには、64K未満の値は指定できません。
-Uオプションを指定している場合にBIログ域サイズとして“-”を指定した場合は、以前の値がそのまま使用されます。
作成するテンポラリログファイルのAIログ域の大きさをバイト単位で指定します。
大きさの最後に“K”、“M”を付加した場合は、それぞれ値はキロバイト指定、メガバイト指定であると解釈されます。
AIログ域サイズには、64K未満の値は指定できません。
-Uオプションを指定している場合にAIログ域サイズとして“-”を指定した場合は、以前の値がそのまま使用されます。
テンポラリログファイルで管理するトランザクション情報のエントリ数を指定します。
同時実行するトランザクション数以上の値を指定する必要があります。
ログの情報を管理するため、すでに終了したトランザクションの情報もある程度の期間は残しているため、ここで指定した値のトランザクションを同時実行できるとは限りません。
トランザクションエントリが不足した場合は、トランザクションエントリ不足でエラーとなります。
-Uオプションを指定している場合に、トランザクションエントリ数を省略した場合は、以前の値がそのまま使用されます。
形式3のオプション
アーカイブログファイルを作成する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、資源管理は停止している必要があります。
アーカイブログファイルを追加する場合に指定します。
アーカイブログファイルを削除する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、資源管理は停止している必要があります。
アーカイブログファイルの情報を表示する場合に指定します。
アーカイブログファイルの内容をバックアップする場合に指定します。
アーカイブログファイルを強制的に切り替える場合に指定します。
退避動作待ちのアーカイブログファイルを破棄し、使用可能にする場合に指定します。
すでに作成済みのアーカイブログファイルを、ログ管理ファイルに再登録します。
本オプションは、ログ管理ファイル破壊のリカバリ時に用います。
アーカイブログ退避先名には、リカバリで必要なアーカイブログの退避先となるファイル名を指定します。
退避先のデバイス名は、アーカイブログ退避先名の後を、“@”で区切り指定します。
デバイス名には、文字型特殊装置(/dev/rmt/*、/dev/st*または/dev/nst*)または、UNIX系の一般ファイルのディレクトリへの絶対パス名を指定します。
アーカイブログ退避先名に指定できる長さは、120バイトまでです。
デバイス名に指定できる長さは、120バイトまでです。
アーカイブログファイルに関する操作をする場合に指定します。
アーカイブログファイル名を絶対パス名で指定します。
アーカイブログファイル名に指定できる長さは、131バイトまでです。
アーカイブログファイル名には、ファイルシステム上のUNIX系ファイルまたはローデバイスを指定できます。
アーカイブログファイル名を省略した場合は、アーカイブログファイル全体の情報が表示されます。
作成するアーカイブログファイルの容量を指定します。
大きさの単位はバイトです。
大きさの最後に“K”、“M”を付加した場合は、それぞれ値はキロバイト指定、メガバイト指定であると解釈されます。
アーカイブログファイルサイズには、1M未満の値は指定できません。
デバイス名に磁気テープ装置を指定し、かつ、本オプションを指定した場合、入力要求のメッセージを出力せずに、セットされている磁気テープを処理対象として処理を行います。
磁気テープがセットされていない場合は、処理を行わずにコマンドを終了します。
退避データが複数の磁気テープにまたがる場合は、2本目以降の磁気テープがセットされているかの確認が行われます。
使用例
例1
ログ管理ファイルを作成します。
rdblog -I
例2
ログ管理ファイルの情報を表示します。
rdblog -V -I
例3
Linuxでローディバイスを使う場合に、/dev/rdsk/c1t1d0s1にテンポラリログファイルを作成します。
rdblog -G -t -c 20M /dev/rdsk/c1t1d0s1 -in -in 45M 45M 500
例4
テンポラリログファイルを削除します。
rdblog -D -t
例5
テンポラリログファイルの情報を表示します。
rdblog -V -t
例6
Linuxでローディバイスを使う場合に、テンポラリログファイルを再登録します。
rdblog -A -t /dev/rdsk/c1t1d0s3
例7
Linuxでローディバイスを使う場合に、テンポラリログファイルを再作成します。
rdblog -G -t -r -c 20M /dev/rdsk/c1t1d0s3 -in -in 45M 45M 500
例8
Linuxでローディバイスを使う場合に、/dev/rdsk/c1t1d0s3にアーカイブログファイルを作成します。
rdblog -G -a /dev/rdsk/c1t1d0s3 10M
例9
Linuxでローディバイスを使う場合に、/dev/rdsk/c1t1d0s3にアーカイブログファイルを追加します。
rdblog -U -a /dev/rdsk/c1t1d0s3
例10
Linuxでローディバイスを使う場合に、/dev/rdsk/c1t1d0s3のアーカイブログファイルを削除します。
rdblog -D -a /dev/rdsk/c1t1d0s3
例11
アーカイブログファイル全体の情報を表示します。
rdblog -V -a
例12
アーカイブログファイルの内容を/backup/rdb、アーカイブログ退避先名arc0001にバックアップします。
rdblog -B arc0001@/backup/rdb
rdblog -B arc0001@D:\backup\rdb
例13
アーカイブログファイルを強制的に切り替えます。
rdblog -S -a
例14
退避動作待ちのアーカイブログファイルを破棄し、使用可能にします。
rdblog -R -a
例15
Linuxでローディバイスを使う場合に、/dev/rdsk/c1t1d0s1に作成されていたアーカイブログファイルを再登録します。
rdblog -A -a /dev/rdsk/c1t1d0s1
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意事項
本コマンドは、スーパーユーザーだけ実行可能です。
本コマンドは、インストールを行った管理者権限を持つユーザーだけ実行可能です。
ログ管理ファイルとテンポラリログファイルは同一のローデバイスに作成できます。その場合は、ログインデックス域を含まなければなりません。
アーカイブログ退避先名には、“@”は使用できません。
-Rオプションを使用して破棄したアーカイブログを使用するメディアリカバリは実行できません。したがって、-Rオプションを使用した場合は、必ずすべての資源管理のバックアップ操作を行ってください。
指定するローデバイス名の最後の“/(区切り文字)”以降の文字列に、“fpd”、“mt”、“8mm”、“tpld”、“molb”、“mo”、“dat”を含む文字列は指定できません。
デバイス名に磁気テープ装置を指定した場合は、コマンド開始時に磁気テープが巻き戻されている必要があります。
閉塞状態について
資源管理起動中において閉塞状態の各ファイルに対して実行可能な操作は以下のように制限されます。
ログ管理ファイル 資源管理起動中は、正常な状態の時と同様に操作を実行できます。
テンポラリログが閉塞したら、データの格納、削除、資源管理のメンテナンスはエラーとなります。エラー時に出力されたログを確認して、対処してください。
アーカイブログファイル閉塞状態のアーカイブログファイルは使用不可となり、正常なアーカイブログファイルの範囲で運用可能です。
以下のコマンド実行中に、切替えたアーカイブログファイルを、退避(-Bオプション)または破棄(-Rオプション)することはできません。
rdbdmpdicコマンド
表示項目の見出しと意味
ログ管理ファイルの状態を表示した場合
アーカイブログファイルの状態(利用可能性/ログの出力モード)
利用可能性
(アーカイブログファイルが利用可能かどうかを示します)
---- : 作成されていない
avail : 利用可能な状態
unavail : 利用不可能な状態(すべてのアーカイブログファイルが満杯またはいずれかのアーカイブログファイルが異常)
unknown : 不明(資源管理停止時でログ管理ファイルの状態が“failure”の場合に表示されます)
ログの出力モード
(アーカイブログを出力するかどうかを示します。アーカイブログが作成されている場合だけ表示されます。 現在はすべて、“on”で表示されます)
on : オンライン状態(アーカイブログを出力する)
“----”が表示されます。
“system”が表示されます。
ログ管理ファイルのパス名
ログ管理ファイルの状態
avail : 正常に作成されている
failure : ファイルが破壊されている または 入出力障害
テンポラリログファイルの状態
---- : 作成されていない
avail : 正常に作成されている
failure : ファイルが破壊されている または 入出力障害
unknown : 不明(資源管理停止時でログ管理ファイルの状態が“failure”の場合に表示されます)
テンポラリログファイルの状態を表示した場合
AIログ域サイズおよびAIログ域パス名
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
BIログ域サイズおよびBIログ域パス名
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
テンポラリログファイルのブロック長(単位はバイト)
テンポラリログファイルの作成、再登録を行った日付および時刻
トランザクションエントリ数およびログインデックス域パス名
20Mの固定値
テンポラリログファイルの状態
--- : 未使用
active : 使用中(資源管理運用中)/リカバリ必要(資源管理停止中)
trouble : 異常
アーカイブログファイルの状態を表示した場合
アーカイブログ域の空き容量
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
常にハイフン(“-----”)が表示されます。
アーカイブログ域の使用率
アーカイブログ域パス名
アーカイブログ通番
アーカイブログファイルの状態
using : 使用中
full : 退避待ち状態
empty : 未使用状態
inh : 異常
switch : 強制切替え
icoff : 破棄
アーカイブログ域サイズ
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
アーカイブログ域の使用量
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト