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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) V12.3.1 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.22 iisloadadpt

名前

iisloadadpt - ロード可能な形式のファイル生成、およびロードコマンドとの連携(ロードアダプタ機能)


形式

iisloadadpt -i アダプタ入力ファイルの格納ディレクトリ
            -o アダプタ生成ファイル名
            -p プラグイン名 [ -t プラグインへの情報 ]
            [ -e ロードコマンド連携用起動情報ファイル名 [ -d ] ]

機能説明

ロードコマンドによって格納可能なデータの生成、およびロードコマンドとの連携によるInterstage Information Storageへデータの格納を行います。

パラメタ

-i アダプタ入力ファイルの格納ディレクトリ名

ロードアダプタ機能への入力ファイルが存在するディレクトリを絶対パスで指定します。

指定したディレクトリの配下にサブディレクトリが存在した場合はエラーとなります。

指定したディレクトリが存在しない場合はエラーとなります。


-o アダプタ生成ファイル名

ロードアダプタ機能が出力するファイル名を絶対パスで指定します。

すでに同名のファイルが存在している場合、コマンド実行時にエラーとなります。

生成したアダプタ生成ファイルは、入力データファイルの形式チェックコマンド(iisloadcheckcsv、または、iisloadcheckxml)を使用して、データ形式のチェックを行います。


-p プラグイン名

コマンドが呼び出すプラグイン名を指定します。プラグイン名はプラグイン定義ファイルに設定済みの名前を指定します。

プラグイン定義ファイルに、指定されたプラグイン名が設定されていない場合はエラーとなります。


-t プラグインへの情報

プラグインに渡す情報を指定します。

本パラメタで指定された情報は、プラグインに通知されます。最大256バイトの文字列を指定できます。

本パラメタを省略した場合は、プラグインにNULLが通知されます。


-e ロードコマンド連携用起動情報ファイル

ロードコマンド(dlofentry)の実行に必要なパラメタを記述したファイル名を絶対パスで指定します。ただし、in_fileは -oオプションに指定したアダプタ生成ファイル名、in_attachは -iオプションに指定したアダプタ入力ファイルの格納ディレクトリ名を利用するため、起動情報ファイルには記述できません。

本パラメタを省略した場合、ロードコマンドとの連携を行わず、アダプタ生成ファイルを作成後、コマンドを終了します。


起動情報ファイルに記述できるパラメタを以下に示します。

パラメタ

意味

cat_name

カテゴリ名(必須)

given_de

蓄積データファイル名の付与値

keep_limit

保存期限

refer_start

参照可能開始日時

result_file

コマンド結果ファイル名

write_mode_out

コマンド結果ファイルの書き込みモード

de_dir

蓄積データファイルの格納先ディレクトリ

bak_dir

バックアップ蓄積データファイル格納先ディレクトリ

compression_type

蓄積データファイルの圧縮形式

attach_dir

蓄積添付ファイル格納先ディレクトリ

attach_bak

バックアップ蓄積添付ファイル格納先ディレクトリ

attach_archive

蓄積添付ファイルのアーカイブ形式

各パラメタについては、dlofentryコマンドのパラメタの説明を参照してください。

起動情報ファイルの記述形式は、dlofentryコマンドの「init_file」パラメタの説明を参照してください。


-d

ロードコマンド(dlofentry)が正常終了、または条件付き正常終了したときに、アダプタ生成ファイルを削除する場合に指定します。

本オプションを省略した場合、アダプタ生成ファイルは削除されません。


使用例

Linux“/data/emp/”配下のファイルから、プラグイン“EmplistOut”を使用して、アダプタ生成ファイル“/tmp/20110119/emplist.csv”を作成します。

作成後、“/tmp/20110119/emplist.csv”を入力データファイル、“/data/emp/”を入力添付ファイルとし、起動情報ファイル“/tmp/init_file”を使用してロードコマンドを呼び出します。

iisloadadpt -i /data/emp/ -o /tmp/20110119/emplist.csv -p EmplistOut -e /tmp/init_file

起動情報ファイル“/tmp/init_file”の例

#  カテゴリ名
cat_name=EMP_LIST
#  蓄積添付ファイル格納先ディレクトリ
attach_dir=/ATTACH
#  バックアップ蓄積添付ファイル格納先ディレクトリ
attach_bak=/ATTACHbak
#  アーカイブ形式
attach_archive=tgz
#  コマンド結果ファイル
result_file=/DIRX/FRX1
-The End-

実行例

iisloadadpt -i /data/emp/ -o /tmp/20110119/emplist.csv -p EmplistOut -e /tmp/init_file
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dla00001-i: 蓄積データファイル作成・登録処理を開始します。
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dla00037-i: 蓄積データファイルの登録が完了しました。

FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dla00038-i: 蓄積データファイル作成・登録処理は正常終了しました。
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: iis01000: Processing has been completed. (iisloadadpt)

Windows“D:\data\emp\”配下のファイルから、プラグイン“EmplistOut”を使用して、アダプタ生成ファイル“D:\tmp\20110119\emplist.csv”を作成します。

作成後、“D:\tmp\20110119\emplist.csv”を入力データファイル、“D:\data\emp\”を入力添付ファイルとし、起動情報ファイル“D:\tmp\init_file”を使用してロードコマンドを呼び出します。

iisloadadpt -i D:\data\emp\ -o D:\tmp\20110119\emplist.csv -p EmplistOut -e D:\tmp\init_file

起動情報ファイル“D:\tmp\init_file”の例

#  カテゴリ名
cat_name=EMP_LIST
#  蓄積添付ファイル格納先ディレクトリ
attach_dir=D:\ATTACH
#  バックアップ蓄積添付ファイル格納先ディレクトリ
attach_bak=D:\ATTACHbak
#  アーカイブ形式
attach_archive=zip
#  コマンド結果ファイル
result_file=D:\DIRX\FRX1
-The End-

実行例

iisloadadpt -i D:\data\emp\ -o D:\tmp\20110119\emplist.csv -p EmplistOut -e D:\tmp\init_file
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dla00001-i: 蓄積データファイル作成・登録処理を開始します。
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dla00037-i: 蓄積データファイルの登録が完了しました。

FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dla00038-i: 蓄積データファイル作成・登録処理は正常終了しました。
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: iis01000: Processing has been completed. (iisloadadpt)


終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0:正常終了

2以上:異常終了