データの抽出は抽出機能を使用して行います。IIS クライアントをインストールしたサーバ上で、以下のいずれかを実行することで、Interstage Information Storageに格納されているデータから指定された条件に合致したデータが抽出されます。
ここでは、抽出コマンドを使用したデータの抽出について説明します。API連携機能を使用したアプリケーションの開発方法は“アプリケーション開発ガイド”を参照してください。
ポイント
フルマッチファイル選択を利用する場合、資源管理動作環境定義ファイルのDE_EXTRACTFULLMATCHパラメタにフルマッチファイル定義を指定した後、資源管理常駐プロセスを再起動します。
DE_EXTRACTFULLMATCHパラメタの詳細は、“導入ガイド”の“資源管理動作環境定義ファイルのパラメタ”を参照してください。
注意
フルマッチファイル定義を指定している場合、フルマッチファイル定義に一致しない蓄積データファイルは抽出されません。
蓄積添付ファイルのデータ抽出は、抽出コマンドではできません。
API連携機能を使用して作成したアプリケーションを実行して、蓄積添付ファイルのデータを抽出してください。
dfbselectコマンドを使用してデータを抽出する場合は、処理を依頼する抽出制御プロセスの情報を記述した業務定義ファイルと抽出条件や対象となるカテゴリを記述した抽出プロパティファイルを作成する必要があります。
dfbselectコマンドを実行するときの作業の流れを、以下の図に示します。
図1.9 データの抽出の流れ