カラムナテーブルのデータのバックアップについて説明します。
symascolumbkコマンドを実行して、カラムナテーブルのデータのバックアップを行います。
カラムナテーブルのデータのバックアップの方法には、以下の方法があります。
データベースおよびデータベーススペースのバックアップ
更新可能なデータベーススペースのバックアップ
読み取り専用のデータベーススペースのバックアップ
参考
定期バックアップは、更新可能なデータベーススペースを対象にしてください。
これにより、読み取り専用のデータベーススペースはバックアップされないため、バックアップの実行時間を短縮できます。
読み取り専用のデータベーススペースは、読み取り専用にしたあと、手動でフルバックアップしてください。
参照
symascolumbkコマンドの詳細は、“リファレンス”の“symascolumbk”を参照してください。
定期バックアップ
カラムナデータベースの定期バックアップを行う方法について説明します。
カラムナデータベースの定期バックアップは、以下のように行います。
定期バックアップは、ジョブを自動実行するためのLinuxのcron機能を使用して行います。
cron機能の詳細は、cronのマニュアルを参照してください。
DWHサーバ管理者ユーザーでログインします。
# su symfoas
エディタを起動し、定期バックアップのコマンドラインを登録します。
$ crontab -e
00 00 * * 1 /opt/FJSVsymas/bin/symascolumnbk.sh -F -RW /COLUMNBK/SYMFOAS_DBS1_FULL
00 00 * * 2 /opt/FJSVsymas/bin/symascolumnbk.sh -INCR -RW /COLUMNBK/SYMFOAS_DBS1_2 00 00 * * 3 /opt/FJSVsymas/bin/symascolumnbk.sh -INCR -RW /COLUMNBK/SYMFOAS_DBS1_3 00 00 * * 4 /opt/FJSVsymas/bin/symascolumnbk.sh -INCR -RW /COLUMNBK/SYMFOAS_DBS1_4 00 00 * * 5 /opt/FJSVsymas/bin/symascolumnbk.sh -INCR -RW /COLUMNBK/SYMFOAS_DBS1_5 00 00 * * 6 /opt/FJSVsymas/bin/symascolumnbk.sh -INCR -RW /COLUMNBK/SYMFOAS_DBS1_6 00 00 * * 7 /opt/FJSVsymas/bin/symascolumnbk.sh -INCR -RW /COLUMNBK/SYMFOAS_DBS1_7
保存してエディタを終了します。
手動バックアップ
カラムナデータベースの手動バックアップを行う方法について説明します。
読み取り専用に変更したカラムナテーブルのデータベーススペースをバックアップします。
以下は、読み取り専用に変更したデータスペース“SYMFOAS_DBS2”を“/COLUMNBK/SYMFOAS_DBS2”へバックアップする例です。
例)
> c:\SymfoAS\bin\symascolumbk.bat -F -D SYMFOAS_DBS2 d:\COLUMNBK\SYMFOAS_DBS2
# /opt/FJSVsymas/bin/symascolumbk.sh -F -D SYMFOAS_DBS2 /COLUMNBK/SYMFOAS_DBS2
参照
読み取り専用に変更する方法は、“7.4.2 カラムナテーブルのデータベーススペースの読み取り専用への変更”を参照してください。