convert_time関数は、項目参照で示される内容を、標準時刻形式に変換します。
convert_time関数の書式を以下の図に示します。
図4.14 convert_time関数の書式
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データ書式は、以下の書式要素と書式要素のセパレータ文字を使用して、任意の順番で指定できます。
カテゴリ  | 書式要素  | 変換後の長さ  | 変換後の範囲  | 内容  | 
|---|---|---|---|---|
時  | hh  | 2文字(固定)  | 00~23  | 時(0時~23時)  | 
分  | mm  | 2文字(固定)  | 00~59  | 分(0分~59分)  | 
秒  | ss  | 2文字(固定)  | 00~59  | 秒(0秒~59秒)  | 
名称  | 文字  | 
|---|---|
半角空白  | |
コロン  | :  | 
ピリオド  | .  | 
カンマ  | ,  | 
スラッシュ  | /  | 
ハイフン  | -  | 
セパレータ文字指定なし  | 
変換関数の種類  | 組合せ  | 備考  | 
|---|---|---|
convert_time  | hh:mm:ss  | -  | 
参照
項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。
注意
変換元データの内容が、データ書式と完全に一致している必要があります。
項目参照にデータが存在しない場合は、変換結果を空として扱います。
項目参照のデータが、指定したデータ書式と異なる場合は変換結果を空として扱います。
同じカテゴリの書式要素を2回以上指定できません。
秒のあとに"."(ピリオド)がついている場合、"."(ピリオド)のあとをミリ秒と判断します。変換元のデータにミリ秒が存在する場合、切り捨てます。
書式要素のセパレータ文字を、2文字以上連続で指定できません。
書式要素のセパレータ文字を、データ書式の先頭および末尾に指定できません。
下記の書式要素にセパレータ文字が含まれない場合には、書式要素は固定の長さで処理されます。
カテゴリ  | 書式要素  | 長さ  | 
|---|---|---|
時  | hh  | 2文字  | 
分  | mm  | 2文字  | 
秒  | ss  | 2文字  | 
ミリ秒  | なし  | 3文字  | 
変換が正常に動作した場合は、時刻型を返します。
$時間1“23-30-00”を標準日時形式に変換します。
convert_time($時間1,"hh-mm-ss")
結果は、“23:30:00"”になります。
$時間2“9:00:00.123456”を標準日時形式に変換します。
convert_time($時間2,"hh:mm:ss")
ミリ秒は切り捨てられて、結果は“09:00:00”になります。
$時間3“090000.123”を標準日時形式に変換します。
convert_time($時間3,"hhmmss"))
結果は“09:00:00”になります。
$時間4“900.123”を標準日時形式に変換します。
convert_time($時間4,"hhmmss")
秒の00が省略されているため、結果は空になります。