convert_date関数は、項目参照で示される内容を、標準日付形式に変換します。
convert_date関数の書式を以下の図に示します。
図4.12 convert_date関数の書式
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データ書式は、以下の書式要素と書式要素のセパレータ文字を使用して、任意の順番で指定できます。書式要素は、各カテゴリから1つずつ組み合わせてください。曜日は省略可能です。
カテゴリ  | 書式要素  | 変換後の長さ  | 変換後の範囲  | 内容  | 
|---|---|---|---|---|
年  | YY  | 2文字(固定)  | 1930~2029  | 年(西暦:1930~2029)年  | 
YYYY  | 4文字(固定)  | 0001~9999  | 年(西暦:1~9999)年  | |
月  | MM  | 2文字(固定)  | 01~12  | 月(1月~12月)  | 
MONTH  | 月の名称(1月~12月)  | |||
MON  | 省略形の月の名称(1月~12月)  | |||
日  | DD  | 2文字(固定)  | 01~31  | 日(1日~31日)  | 
曜日  | DAY  | 対象外(注)  | 対象外(注)  | 曜日の名称  | 
DY  | 省略形の曜日の名称  | 
注)データ書式に指定しても、変換後のデータには出力されません。
名称  | 文字  | 
|---|---|
半角空白  | |
コロン  | :  | 
ピリオド  | .  | 
カンマ  | ,  | 
スラッシュ  | /  | 
ハイフン  | -  | 
セパレータ文字指定無し  | 
参照
項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。
注意
変換元データの内容が、データ書式と完全に一致している必要があります。
項目参照にデータが存在しない場合は、変換結果を空として扱います。
項目参照のデータが、指定したデータ書式と異なる場合は変換結果を空として扱います。
同じカテゴリの書式要素を2回以上指定できません。
書式要素にMONTH、MON、DAY、またはDYを指定した場合、変換元データの文字列は以下の表に完全に一致している必要があります。
MONTH  | JANUARY,FEBRUARY,MARCH,APRIL,MAY,JUNE,JULY,AUGUST,SEPTEMBER,  | 
MON  | JAN,FEB,MAR,APR,MAY,JUN,JUL,AUG,SEP,OCT,NOV,DEC  | 
DAY  | SUNDAY,MONDAY,TUESDAY,WEDNESDAY,THURSDAY,FRIDAY,SATURDAY  | 
DY  | SUN,MON,TUE,WED,THU,FRI,SAT  | 
大文字、小文字が違っていた場合は、空に変換されます。
書式要素のセパレータ文字を、2文字以上連続で指定できません。
書式要素のセパレータ文字を、データ書式の先頭および末尾に指定できません。
下記の書式要素にセパレータ文字が含まれない場合には、書式要素は固定の長さで処理されます。
カテゴリ  | 書式要素  | 長さ  | 
|---|---|---|
年  | YY  | 2文字  | 
YYYY  | 4文字  | |
月  | MM  | 2文字  | 
日  | DD  | 2文字  | 
変換元データの妥当性のチェック(曜日の整合性)は行いませんので、実際の曜日とデータの曜日が違っていても、そのまま変換されます。
存在しない日が変換元データに存在する場合は、変換後は、空として扱われます。
変換が正常に動作した場合は、日付型を返します。
$日付1“WED JUL 29 2009”を標準日付形式に変換します。
convert_date($日付1,"DY MON DD YYYY")
結果は、“2009-07-29”になります。