稼動状況画面のCI一覧で選択したVMゲストの稼動状況は、画面下部の[稼動状況]にグラフとして表示されます。グラフ上に一度に表示可能なVMゲストの件数は、最大5件です。選択したL-Serverが5件を超えた場合は、先頭の5件が表示されます。
[稼動状況]のタブをクリックすることで、稼動状況の表示内容を切り替えます。
以下の表に、[稼動状況]のタブの内容を示します。
タブ名 | 表示内容(注1) | グラフの種別 | 表示期間 | 表示期間の切替え(注2) |
---|---|---|---|---|
累計 | 各状況の累計 | 縦棒グラフ | 現在時刻から30日分 | 不可 |
推移 | CPU使用率 ディスク読み書き量(注3) ディスク読み書き回数(注4) メモリ使用量(注5) ネットワーク使用量(注6) | 横折れ線グラフ | 指定日時までの1時間分/1日分/1月分/1年分 | 可 |
注1) それぞれの情報がL-Serverごとに色分けされて表示されます。
注2) 表示期間は、[期間]プルダウンで切り替えることができます。また、[日時]のカレンダーで終点となる日時を指定できます。
注3) サーバ仮想化ソフトウェアがHyper-V、RHEL5-Xen、Solarisゾーン、OVM for x86 3.x、およびOVM for SPARCの場合は表示されません。
注4) サーバ仮想化ソフトウェアがHyper-V、RHEL-KVM、Solarisゾーン、およびOVM for SPARCの場合は表示されません。
注5) サーバ仮想化ソフトウェアがHyper-VおよびOVM for SPARCの場合は表示されません。ただし、Hyper-Vにおいては、動的メモリの設定が有効な場合は表示されます。
注6) サーバ仮想化ソフトウェアがHyper-V、Solarisゾーン、およびOVM for SPARCの場合は表示されません。また、物理L-ServerがLinux/Solarisの場合も表示されません。
注意
稼動状況にはサーバ仮想化ソフトウェアから取得した情報が表示されます。仮想メモリの使用量は含まれません。
管理対象サーバのサーバ仮想化ソフトウェアがVMware、RHEL5-Xen、RHEL-KVM、OVM for x86 3.x、またはOVM for SPARCの場合、マネージャーを停止しているときはデータの収集が行われず、グラフが表示されません。
また、マネージャーの再起動などによって、一時的にデータが取得できなかった場合、グラフの一部が表示されません。
稼動状況の各データは、以下の一定期間の収集が終わるまで表示に反映されません。
以下の一定期間後に確認してください。
タブ名 | 表示期間(注) | 表示までに必要な収集時間 |
---|---|---|
累計 | 30日分 | 1日分(0時0分から23時59分まで) |
CPU | 1時間分 | 10分分(0分から9分まで) |
1日分 | 1時間分(0分から59分まで) | |
1か月分/1年分 | 1日分(0時0分から23時59分まで) |
注) 稼動状況の推移グラフは、累計を除き、表示期間を1時間、1日、1か月、または1年で切り替えることができます。
稼動状況のデータは、監視対象L-Serverが電源オフの場合は表示されません。
監視対象L-ServerでCPU使用率100%の状態が続くと、データ収集のタイミングが遅れることがあるため、1秒程度の誤差が発生する場合があります。これにより、CPU使用率(指定単位時間の平均値)が100%を超える可能性があります。
データの誤差の可能性を考慮して利用してください。
例)
監視対象L-Serverが1CPUで、1時間単位で表示した場合、CPU使用率の上限は100%であるにもかかわらず、稼動状況のグラフやCSVファイルのデータの値が、100.03%(60.02分(≒3601秒)/60分)と表示される可能性があります。
[ツリー表示]タブで[テナント視点(履歴)]を選択した場合、解約済みのL-PlatformまたはL-Serverの稼動状況は表示されません。
以下に、[累計]タブと[推移]タブの表示例を示します。
[累計]タブ
[推移]タブ
各タブでは、右上に表示される以下のアイコンを利用できます。
アイコン | ツールチップ | 説明 |
---|---|---|
Grid | グラフをグリッド表示に切り替えます。 | |
Row | グラフを行表示に切り替えます。 | |
更新 | 表示内容を更新します。 | |
CSV出力 | グラフ上のデータをCSV形式でダウンロードします。 |
以下の表に、各グラフでダウンロードした場合のCSVファイルの項目について示します。
1つのファイルにすべての項目が一括で出力されます。
なお、CSVファイルの文字コードは、Shift-JISです。
グラフの種類 | 列名 | 説明 | 単位 | 補足 |
---|---|---|---|---|
CPU使用率 | sdattim | 収集開始時刻 (注) | yyyy-mm-dd HH:mm:ss | |
resrcid | リソースID |
| ||
recid | レコードID | 以下のどれかの値を設定
| ||
consintl | インターバル時間 | second |
| |
coverage | データのカバー率 | (0~1) | ||
cpupcent | CPU使用率 | % | 物理サーバの場合に出力 | |
vmgcused | CPU使用率 | % | VMwareの場合に出力 | |
physres | 物理CPU情報または | VMwareの場合に出力 | ||
ptrtim | CPU使用率 | % | Hyper-Vの場合に出力 | |
xenpcused | CPU使用率 | % | RHEL5-Xen/OVM for x86 3.xの場合に出力 | |
xencpun | ドメインの仮想CPU数 | RHEL5-Xen/OVM for x86 3.xの場合に出力 | ||
Nickname | VM名 | |||
kvmcpupcent | CPU使用率 | % | RHEL-KVMの場合に出力 | |
kvmcpus | ドメインの仮想CPU数 | RHEL-KVMの場合に出力 | ||
zonecpucappct | CPU使用率 | % | Solarisゾーンの場合に出力 | |
ovmcpupcent | CPU使用率 | % | OVM for SPARCの場合に出力 | |
ディスク読み書き量 | sdattim | 収集開始時刻 (注) | yyyy-mm-dd HH:mm:ss | |
resrcid | リソースID |
| ||
recid | レコードID | 以下のどれかの値を出力
| ||
consintl | インターバル時間 | second |
| |
coverage | データのカバー率 | (0~1) | ||
preadbyt | ディスク読み込み量 | bytes | 物理サーバのOSがWindowsの場合に出力 | |
pwritbyt | ディスク書き込み量 | bytes | 物理サーバのOSがWindowsの場合に出力 | |
iokreads | ディスク読み込み量 | Kbytes | 物理サーバのOSがLinux/Solarisの場合に出力 | |
iokwrite | ディスク書き込み量 | Kbytes | 物理サーバのOSがLinux/Solarisの場合に出力 | |
vmdmbread | ディスク読み込み量 | Mbytes | VMwareの場合に出力 | |
vmdmbwrt | ディスク書き込み量 | Mbytes | VMwareの場合に出力 | |
Nickname | VM名 | VMware/RHEL5-KVM/物理サーバの場合に出力 | ||
kvmdiskblockrdby | ディスク読み込み量 | bytes | RHEL-KVMの場合に出力 | |
kvmdiskblockwrby | ディスク書き込み量 | bytes | RHEL-KVMの場合に出力 | |
ディスク読み書き回数 | sdattim | 収集開始時刻 (注) | yyyy-mm-dd HH:mm:ss | |
resrcid | リソースID |
| ||
recid | レコードID | 以下のどれかの値を設定
| ||
consintl | インターバル時間 | second |
| |
coverage | データのカバー率 | (0~1) | ||
preadsec | ディスク読み込み回数 | 物理サーバのOSがWindowsの場合に出力 | ||
pwritsec | ディスク書き込み回数 | 物理サーバのOSがWindowsの場合に出力 | ||
ioreads | ディスク読み込み回数 | 物理サーバのOSがLinux/Solarisの場合に出力 | ||
iowrite | ディスク書き込み回数 | 物理サーバのOSがLinux/Solarisの場合に出力 | ||
vmdreads | ディスク読み込み回数 | VMwareの場合に出力 | ||
vmdwrites | ディスク書き込み回数 | VMwareの場合に出力 | ||
vbdrd | ディスク読み込み回数 | RHEL5-Xen/OVM for x86 3.xの場合に出力 | ||
vbdwr | ディスク書き込み回数 | RHEL5-Xen/OVM for x86 3.xの場合に出力 | ||
Nickname | VM名 | VMware/RHEL5-Xen/OVM for x86 3.x/物理サーバの場合に出力 | ||
メモリ使用量 | sdattim | 収集開始時刻 (注) | yyyy-mm-dd HH:mm:ss | |
resrcid | リソースID |
| ||
recid | レコードID | 以下のどれかの値を出力
| ||
consintl | インターバル時間 | second |
| |
coverage | データのカバー率 | (0~1) | ||
comtot | メモリ使用量 | bytes | 物理サーバのOSがWindowsの場合に出力 | |
freememp | メモリ使用量 | bytes | 物理サーバのOSがLinuxの場合に出力 | |
memuse | メモリ使用率 | % | 物理サーバのOSがLinuxの場合に出力 | |
vmgmtm | メモリ使用量 | Mbytes | VMwareの場合に出力 | |
ppmemdmvm | メモリ使用量 | Mbytes | Hyper-Vの場合に出力 | |
xenavm | メモリ使用量 | Mbytes | RHEL5-Xen/OVM for x86 3.xの場合に出力 | |
Nickname | VM名 | |||
kvmmemused | メモリ使用量 | Mbytes | RHEL-KVMの場合に出力 | |
zonepmemused | メモリ使用量 | Kbytes | Solarisゾーンの場合に出力 | |
ネットワーク使用量 | sdattim | 収集開始時刻 (注) | yyyy-mm-dd HH:mm:ss | |
resrcid | リソースID | 物理サーバのOSがWindowsの場合に出力 | ||
recid | レコードID | 以下のどれかの値を設定
| ||
consintl | インターバル時間 | second |
| |
coverage | データのカバー率 | (0~1) | ||
ifbytin | 受信量 | bytes | 物理サーバのOSがWindowsの場合に出力 | |
ifbytot | 送信量 | bytes | 物理サーバのOSがWindowsの場合に出力 | |
vmnpmvtr | 送信量 | Mbits | VMwareの場合に出力 | |
vmnpmbrecv | 受信量 | Mbits | VMwareの場合に出力 | |
xenkbtx | 送信量 | Kbytes | RHEL5-Xen/OVM for x86 3.xの場合に出力 | |
xenkbrx | 受信量 | Kbytes | RHEL5-Xen/OVM for x86 3.xの場合に出力 | |
Nickname | VM名 | VMware/RHEL5-Xen/RHEL-KVM/OVM for x86 3.x/物理サーバのOSがWindowsの場合に出力 | ||
kvmnetrxby | 受信量 | bytes | RHEL-KVMの場合に出力 | |
kvmnettxby | 送信量 | bytes | RHEL-KVMの場合に出力 |
注)ライブマイグレーションが実行された仮想L-Serverの情報をCSV出力すると、以下のような現象が発生する場合があります。
同一時刻の情報が2つ出力される
特定の時刻の情報が欠落して出力される
ライブマイグレーションを実行したVMホスト間で日時のずれが大きい場合、上記現象が特に顕著に表れます。