専用のサーバロードバランサー装置がなくても、L-Platform上の複数のサーバ(L-Server)にアクセスを分散させることで、個々のサーバ負荷を平準化すると共に安定したレスポンスの供給、柔軟な拡張性を兼ね備えたサービスを提供できます。
本機能は、NSオプションが必要です。
NSオプションでは、サーバ(L-Server)の安定したレスポンスを確保するために以下の機能を提供しています。
サーバロードバランサー機能
サーバ分散方式
ラウンドロビンまたは単純な最小コネクション数のアルゴリズムによるサーバ(L-Server)分散ができます。
サーバ故障監視
PING監視、サービス監視、およびHTTPアプリケーション監視によるサーバ(L-Server)の故障監視ができます。
Webアクセラレーション
NSアプライアンスとWebサーバ間でTCPコネクションを確立しておくことで、クライアントからのアクセス毎に行うTCPコネクション確立処理の処理回数を抑え、Webサーバ(L-Server)の負荷を軽減することができます。
セッション維持(一意性の保証)
ノード単位またはコネクション単位による、一定時間、一連のパケット(トランザクション)を、以前アクセスした同じサーバに転送できます。
アクセス制限
アクセス数を制限することで、分散対象のサーバ(L-Server)の安定的な運用を保証できます。
SSLアクセラレーター
HTTPS通信をHTTP通信に変換し負荷分散することが可能で、Webサーバ(L-Server)の可用性を向上させることができます。