ここでは、ServerView Resource Orchestratorの製品体系について説明します。
本製品は、ステップに合わせてエディションをアップグレードして利用できます。
エディションごとに利用できる機能は、「5.1 提供機能一覧」を参照してください。
製品体系
ServerView Resource Orchestrator Express(以降、Express)では、仮想環境と物理環境におけるサーバの可視化と運用の統一を実現し、管理負荷を軽減します。
ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition(以降、Virtual Edition)では、仮想環境と物理環境におけるサーバの可視化と運用の統一を実現します。さらにサーバ故障から自動復旧できます。サーバの自動化・可視化によって、導入・運用・保守にかかっている作業を省力化します。
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition(以降、Cloud Edition)では、Virtual Editionの機能に加えて、リソースをリソースプールで共有管理し、要求に応じたプラットフォームの自動配備を実現します。
プラットフォームの自動配備により、システム構築期間の短縮と運用の効率化を実現します。
オプション製品一覧
マルチテナントシステムおよび多階層システムに必要不可欠なソフトウェアによる簡易なネットワークセキュリティ(IP Filtering、NAT、Flood攻撃防御)を実現する機能を提供します。
専用のファイアーウォールアプライアンスを設置しなくても、本機能を特定のサーバのVM上で動作させることで、テナントごと(部門間でインフラの管理基盤を共有しながらICTリソースの管理・運用を分離する単位)に多階層からなるサーバ間のネットワークセキュリティを確保できます。
ServerView Resource Orchestrator NSオプション(以降、NSオプション)は、Cloud Editionで利用できます。
自然災害などで被害を受けたシステムを、 シャーシ単位に迅速に復旧・修復(運用から待機)できる機能を提供します。運用サイトの管理情報をバックアップサイトにコピーするだけで、バックアップシステムを簡単に構築できます。
ServerView Resource Orchestrator DRオプション(以降、DRオプション)は、Cloud Editionで利用できます。
本オプションは、I/O仮想化を利用する場合に必要です。管理対象サーバ16台まで使用できるグローバルでユニークな仮想アドレスWWN番号を提供します。
本オプションは、Virtual EditionおよびCloud Editionで利用できます。
本オプションは、iSCSIブートなどのI/O仮想化で、ServerView Virtual-IO Managerを利用する場合に必要です。管理対象サーバ16台まで使用できるグローバルでユニークな仮想MACアドレスを提供します。
本オプションは、Virtual EditionおよびCloud Editionで利用できます。