ルールセット単位に提供しているスクリプトファイルを説明します。
スクリプトの種類 | ファイル名 |
設定用スクリプト | xxx_create.rb |
設定異常時リカバリー用スクリプト | xxx_create_recovery.rb |
変更用スクリプト | xxx_modify.rb |
変更異常時リカバリー用スクリプト | xxx_modify_recovery.rb |
削除用スクリプト | xxx_delete.rb |
サーバ隣接インターフェース設定用スクリプト | xxx_connect.rb (*1) |
サーバ隣接インターフェース設定異常時リカバリー用スクリプト | xxx_connect_recovery.rb (*1) |
サーバ隣接インターフェース削除用スクリプト | xxx_disconnect.rb (*1) |
スクリプト定義 | xxx_params.rb |
スクリプトで使用する共通メソッド | xxx_common.rb |
削除用スクリプト実行後の後処理用スクリプト | xxx_clean.rb |
運用操作用スクリプト | xxx_operate.rb (*2) |
運用操作用スクリプト実行前の前処理用スクリプト | xxx_pre_operate.rb (*2) |
運用操作用スクリプト実行後の結果出力用スクリプト | xxx_output.rb (*2) |
SSH接続用スクリプト | unm_script_ssh2_comm.rb (*3) |
xxx: L2スイッチ、ファイアーウォールおよびサーバロードバランサーの機器を識別する文字列が入ります。
*1: L2スイッチ配備用のルールセットだけに存在します。
*2: サーバロードバランサー運用操作用のルールセットだけに存在します。
*3: BIG-IP LTMのルールセットだけに存在します。
ポイント
スクリプトで使用する共通メソッド(xxx_common.rb)では、以下の状況が発生しないように、スクリプトの実行によりスクリプト間で情報を受け渡すためのファイルを更新するごとに、退避先のフォルダーにバックアップしています。
管理サーバの異常で設定用スクリプトと削除用スクリプト間など、スクリプト間で情報を受け渡すためのファイルが破壊されると、以降のスクリプト実行が正しくできない。
バックアップしたファイルは、管理サーバに異常が発生したときに、L-Platformの復旧処理において、ユーザースクリプト資源の復旧を行うための元ファイルとして使用します。退避先フォルダーは、以下の定義ファイルで設定します。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data\manager_backup.rcxprop
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/manager_backup.rcxprop
ruleset_backup_dir=保存先フォルダー
保存先のフォルダー名を絶対パスで指定します。
本パラメーターを指定しない場合、保存先のフォルダー名は以下になります。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\var\lserver_repair\ruleset_backup
【Linuxマネージャー】
/var/opt/FJSVrcvmr/lserver_repair/ruleset_backup