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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 設計ガイド
FUJITSU Software

12.2.1 ユーザー登録のディレクトリサービスとの連動

初期状態では、本製品からのユーザー操作時に、ディレクトリサービスにも更新情報を反映します。

本製品のユーザー情報は、以下の場所に作成されます。

反映する情報は、以下のとおりです。

本製品のユーザー登録情報

ディレクトリサービスのユーザーエントリのクラスと属性

OpenDS

Active Directory

(ユーザーエントリのクラス)

inetOrgPerson

user

ユーザーID

cn
uid
sn

cn
sAMAccountName
(ユーザーログオン名(Windows2000より前))
sn(姓)

パスワード

userPassword

unicodePwd

メールアドレス

反映しない

反映しない

会社名または組織名

反映しない

反映しない

緊急連絡先メールアドレス

反映しない

反映しない

電話番号

反映しない

反映しない

説明

反映しない

反映しない

氏名(名)

反映しない

反映しない

氏名(姓)

反映しない

反映しない

フリガナ(名)

反映しない

反映しない

フリガナ(姓)

反映しない

反映しない

(Active Directory ユーザーアカウントのプロパティ)

なし

userAccountControlにNORMAL_ACCOUNT(一般的なユーザー)

ユーザーグループ

反映しない

反映しない

ロール名

反映しない

反映しない

アクセス範囲

反映しない

反映しない


本製品インストール時に指定する管理者ユーザー(特権ユーザー)は、ディレクトリサービスに反映されません。
12.3 管理者の登録」を参照して、管理者ユーザーをディレクトリサービスに登録してください。

既存のディレクトリサービスのユーザーアカウントの情報を、本製品のユーザー認証に使用する場合など、本製品からのユーザー操作内容を、ディレクトリサービスに反映したくない場合は、設定を変更できます。
以下の手順で、ディレクトリサービス操作定義ファイル(ldap_attr.rcxprop)を編集します。

  1. マネージャーを停止します。

  2. ディレクトリサービス操作定義ファイル(ldap_attr.rcxprop)を編集します。

    directory_service=false

  3. マネージャーを起動します。

詳細は、「運用ガイド CE」の「8.6.1 テナント管理・アカウント管理の設定」を参照してください。

注意

  • ディレクトリサービス操作定義ファイルで操作内容を反映する設定では、本製品からのユーザー削除時に、ディレクトリサービスのユーザーアカウントも削除されます。他システムでのユーザー管理に既存のディレクトリサービスを利用している場合は、注意してください。

  • ディレクトリサービス操作定義ファイルの設定に関係なく、ディレクトリサーバー上でのユーザー操作は、本製品のユーザー管理に影響があります。

    ディレクトリサーバー上でのユーザー操作とは、Active Directory上でのユーザーアカウント操作、またはServerView Operations Managerのユーザ管理ウィザードを使用したユーザー操作を指します。

    • ユーザーを削除した場合

      マネージャーにログインできません。

    • パスワードを変更した場合

      マネージャーにログインするときには、新しいパスワードを指定してください。