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ETERNUS SF Express 16.8 / Storage Cruiser 16.8 / AdvancedCopy Manager 16.8 Webコンソール説明書
FUJITSU Storage

9.16.2 QoS自動化機能の設定変更

QoS自動化機能に関する設定を変更する手順は、以下のとおりです。

  1. グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
    登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。

  2. メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイを選択します。

  3. カテゴリーペインで、[ストレージ自動階層制御]をクリックします。
    カテゴリーペインの項目が、ストレージ自動階層制御に関する項目に切り替わります。

  4. カテゴリーペインで、[FTV]をクリックします。
    登録されているFTVが、メインペインに表示されます。

  5. アクションペインで、[FTV]の下にある[変更]をクリックします。
    情報入力画面が表示されます。

  6. 以下を参考にして必要な情報を入力したあと、画面右下の[変更]ボタンをクリックします。

    項目

    説明

    QoS自動化:有効/無効

    変更するボリュームをQoS自動化の調整対象とするかを選択します。

    [QoS自動化:優先度]、[目標レスポンスタイム]、または[割当て率調整]を設定するには、"Enable"を選択します。

    "Enable"を選択して[QoS自動化:優先度]または[目標レスポンスタイム]を設定しない場合は、その項目が設定されているほかのボリュームのQoS自動化機能による調整の影響を受けます。

    "Disable"を選択した場合、[QoS自動化:優先度]、[目標レスポンスタイム]、または[割当て率調整]の設定は破棄され、ETERNUS ディスクアレイのQoS性能設定値が無制限(0)に設定されます。

    この項目は、QoS自動化機能の利用時だけ有効です。

    QoS自動化:優先度

    利用者が使用するボリュームに対して"Low"、"Middle"、または"High"を設定するだけで、現在の負荷に応じて自動チューニングを行います。
    "Unlimited"を選択した場合は、最高優先度となり、リソースを共有するボリュームの中で最高性能となります。
    "No Set"を選択した場合は、優先度がなく、優先度または目標レスポンスタイムを設定したほかのボリュームの影響を受けて性能が遅くなるように調整されます。

    この項目は、QoS自動化機能の利用時だけ有効です。

    目標レスポンスタイム

    利用者が使用するボリュームのレスポンスタイムの目標値(ミリ秒)を、0~10000の整数値で指定します。0を入力した場合、そのボリュームの帯域幅は無制限となります。空白も入力できますが、空白を入力した場合は、そのボリュームに目標レスポンスタイムが設定されません。したがって、ほかのボリュームの目標レスポンスタイムの設定値に左右されて、レスポンスは早くなったり遅くなったりします。

    目標レスポンスタイムは、ボリュームごとに指定します。

    なお、本項目を設定した場合は、[QoS自動化:優先度]を設定できません。

    この項目は、QoS自動化機能の利用時だけ有効です。

    割当て率調整

    QoS自動化機能とストレージ自動階層制御の間で連携を行うかを選択します。

    [QoS自動化:優先度]または[目標レスポンスタイム]と併せて設定するだけで、QoS自動化機能およびストレージ自動階層制御を利用して性能の自動チューニングを行います。

    この項目は、QoS自動化機能の利用時だけ有効です。また、以下のすべての条件を満たす場合だけ設定できます。

    • [QoS自動化:優先度]に"Unlimited"および"No Set"以外が設定されている。または、[目標レスポンスタイム]に"0"以外の値が設定されている

    • [プール名]に指定したTierプールの実行モードが"Auto"である