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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.2 トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

7.2 サーバ稼働状況で監視サーバの状態表示が「stopped」になる

■現象

VMwareが動作しているにも関わらず、サマリ表示のサーバ稼働状況で、監視サーバの状態表示が「stopped」になる場合があります。

この場合、以下のレコードが収集されません。

対象の製品は以下のとおりです。

■原因

VMwareのメトリクス値に設定された値が小さい可能性があります。


対処方法

VMware vCenterメトリック「config.vpxd.stats.maxQueryMetrics」を、現在の数値より大きい数値に変更します。

【VMware vSphere7.0以降の場合】

  1. VMware vSphere Clientを使用して、VMware vCenter Server Applianceに管理者のアカウントでログインします。

  2. 左ペインでVMware vCenter Server Applianceのサーバ(ツリーの1番上)を選択して、[設定]タブをクリックします。

  3. 設定画面の中の[詳細設定]を選択して、[vCenter Serverの詳細設定]ページで[設定の編集]ボタンをクリックします。

  4. 「config.vpxd.stats.maxQueryMetrics」キーを現在の数値より大きい数値に変更します。
    キーの値を変更する場合は、リスト中の名前で「config.vpxd.stats.maxQueryMetrics」を検索し、その値を変更します。
    (制限を無効にするには"-1"を設定します。)

  5. [保存]ボタンをクリックして設定値を反映します。

【VMware vSphere6.7以前の場合】

  1. vSphere Web Clientにログインします。

  2. [詳細設定]に移動します。

    1. [vCenter インベントリリスト] - [vCenter Server]を選択します。

    2. vCenterを選択し、[管理]タブをクリックします。

    3. [設定] - [詳細設定]を選択します。

  3. 「config.vpxd.stats.maxQueryMetrics」キーが表示されていないことを確認します。
    (デフォルトでは、このキーは非表示で、"64"に設定されます。)

  4. [編集 …]をクリックして、新しいキーを追加します。

  5. 「config.vpxd.stats.maxQueryMetrics」キーを追加して、値を現在の数値より大きい数値に設定します。
    (制限を無効にするには"-1"を設定します。)

  6. [OK]をクリックしてvCenterを再構成します。

  7. コンピュートクラスターが監視されていることを確認します。
    [コンピュート概要]画面の[ステータス]列には緑色か赤色のアイコンが表示されています。