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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.2 トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

Enterprise Edition6.1 クラスタのフェイルオーバ時にエラーメッセージが出力される

■エラーメッセージ

Windows版】

6307:異常が発生したため処理を停止しました。(詳細='CyclicLogFetcher::getNextFile() current not found : k:\omgr\mpjobsch\jobdb\jobdb1.log', errno=02)


■原因

Systemwalker Operation Managerとの連携は、Systemwalker Operation Managerが出力するログファイルを解析することで性能情報を収集します。クラスタ構成のシステムの場合、Systemwalker Operation Managerのログファイルは共用ディスク上に配置されるため、Systemwalker Service Quality CoordinatorのSystemwalker Operation Manager連携機能は、共用ディスク上のログファイルにアクセスすることになります。

運用中にフェイルオーバが発生した場合、クラスタソフトが共用ディスクをアンマウントするために、共用ディスクにアクセスしている Systemwalker Operation Manager連携機能が強制終了されます。この時に、エラーメッセージが出力されます。


■影響

フェイルオーバが発生した場合、現用系でエラーメッセージが出力されます。また、Systemwalker Service Quality Coordinator起動後、5回以上強制終了された場合には、エラーメッセージが出力されてSystemwalker Operation Manager連携機能が停止し、それ以降、Systemwalker Operation Managerの性能情報が収集できなくなります。


■対処方法

Systemwalker Service Quality Coordinator起動後、5回以内の強制終了の場合には、Systemwalker Operation Manager連携機能が自動的に再起動されるため対処は不要です。再起動された時は、以下のメッセージが出力されます。


Windows版】

イベントID:1200

説明: DSAが起動しました。'JLA' (dsa_cmd.exe)


5回以上、上記のエラーが発生した場合には、以下のエラーメッセージが出力されて、Systemwalker Operation Manager連携機能が停止するため、情報収集を再開するためには、Systemwalker Service Quality Coordinator を再起動する必要があります。

Windows版】

イベントID:1304

説明: 起動するプロセスが多すぎます。DCMは、再起動できません。