スケーラブルログ運用を行っていない環境から、スケーラブルログ運用を行う環境への変更は、以下の手順で行います。
Symfoware/RDBの停止
RDB構成パラメタファイルの編集
ロググループ管理ファイルの作成
ユーザロググループの追加
ユーザロググループの追加の詳細については、“3.4.14 ユーザロググループのセットアップ”および“G.5.1 ユーザロググループの追加”を参照してください。
運用系のRDBシステムに対して、以下の手順で作業します。
(1)スケーラブル型のクラスタアプリケーション配下の
業務を完全に停止します。
(2)スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
すべての運用系および待機系のクラスタアプリケーション
を保守停止します。
クラスタアプリケーションの保守停止の手順は、
“G.6 クラスタアプリケーションの保守のための停止”
を参照してください。
(3)Symfoware/RDBが正常に停止したかを確認します。
(Symfoware/RDBを配置している各ノードの
メッセージログファイルに、Symfoware/RDBの
停止メッセージが出力されるので、正常に停止し
ていることを確認します。)
(4)GDSリソースを活性状態にします。
GDSリソースの活性手順は、“3.4.1 GDSリソースの活性”
を参照してください。
(5)RDB構成パラメタファイルを編集します。
(ロググループ管理ファイルを作成するために、RDB構成
パラメタファイルのRDBLOGGROUPMANAGEにロググループ
管理ファイルの配置先を指定します。)
(6)ロググループ管理ファイルを作成します。 ―――― rdblogコマンド
(Mオプション)
(7)ユーザロググループを追加します。 ―――― rdblogコマンド
(8)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認) ―――― rdbstartコマンド
(9)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認) ―――― rdbstopコマンド
(10)GDSリソースを非活性状態にします。
GDSリソースの非活性手順は、“3.4.15 GDSリソースの非活性”
を参照してください。
(11)スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
すべての運用系および待機系のクラスタアプリケーション
の保守停止を解除します。
クラスタアプリケーションの保守停止解除の手順は、
“G.7 クラスタアプリケーションの保守停止のための解除”
を参照してください。
(12)業務を再開します。注意
ロググループ管理ファイルの配置先のローデバイスが、既存のRDBシステムの資源(RDBディクショナリ、RDBディクレトリファイル、データベーススペース、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイル、インダウトログファイル)を配置しているローデバイスと重複しないようにしてください。