ログ管理ファイルの環境を変更する要因には、ログ管理ファイルの配置先の変更があります。
ログ管理ファイルの配置先は、rdblogコマンドで変更します。このとき、ログ管理ファイルとテンポラリログファイルが同じローデバイスに作成されている場合、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。
ログ管理ファイルの配置先の変更は、当該ロググループを対象にして作業を実施してください。
ログ管理ファイルの配置先の変更は、RDBシステムを停止して操作します。その場合、システムに対して業務を完全に停止し、スケーラブル型のクラスタアプリケーションを停止した後にシステムファイルを変更します。
Capitalシステムが稼働する任意のノードで、RDBNAMEにCAPITALを指定して、以下の手順で作業します。
(1) スケーラブル型のクラスタアプリケーション配下の業務を
完全に停止します。
(2) スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
すべての運用系および待機系のクラスタアプリケーションを
保守停止します。
クラスタアプリケーションの保守停止の手順は、
“9.5 クラスタアプリケーションの保守のための停止”
を参照してください。
(3) Symfoware/RDBが正常に停止されたか確認します。
Symfoware/RDBを配置している各ノードのメッセージログファイル
に、Symfoware/RDBの停止メッセージが出力されるので、正常に停止
していることを確認します。
(4) テンポラリログファイルの配置先を確認します。 ―――― rdblogコマンド
システムロググループの場合 (Vオプションかつ
tオプション)
ユーザロググループの場合 (Vオプションかつ
tオプションかつ
gオプション)
(5) アーカイブログファイルの配置先を確認します。 ―――― rdblogコマンド
システムロググループの場合 (Vオプションかつ
aオプション)
ユーザロググループの場合 (Vオプションかつ
aオプションかつ
gオプション)
(6) インダウトログファイルの配置先を確認します。 ―――― rdblogコマンド
システムロググループの場合 (Vオプションかつ
iオプション)
ユーザロググループの場合 (Vオプションかつ
iオプションかつ
gオプション)
システムロググループの場合 ⇒(7)
ユーザロググループの場合 ⇒(8)
(7) Capitalシステム用のRDB構成パラメタファイルのRDBLOGMANAGEに、
ログ管理ファイルの新しい配置先を指定します。
(8) ログ管理ファイルを再作成します。 ―――― rdblogコマンド
システムロググループの場合 (Iオプション)
ユーザロググループの場合 (Iオプションかつ
rオプションかつ
gオプション)
(9) すべてのアーカイブログファイルを再登録します。 ―――― rdblogコマンド
(Aオプションかつ
aオプション)
(10) すべてのアーカイブログファイルが正常に登録された ―――― rdblogコマンド
ことを確認します。
システムロググループの場合 (Vオプションかつ
aオプション)
ユーザロググループの場合 (Vオプションかつ
aオプションかつ
gオプション)
同じローデバイスに作成していたログ管理ファイル
とテンポラリログファイルを別々のローデバイスに作
成する場合または別々のローデバイスに作成していた
ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同じ
ローデバイスに作成する場合 ⇒(12)
(11) テンポラリログファイルを再登録します。 ―――― rdblogコマンド
(Aオプションかつ
tオプション)
テンポラリログファイルの配置先を変更していない場合 ⇒(13)
(12) テンポラリログファイルを再作成します。 ―――― rdblogコマンド
(Gオプションかつ
tオプションかつ
rオプション)
(13) テンポラリログファイルが正常に登録または作成 ―――― rdblogコマンド
されたことを確認します。
システムロググループの場合 (Vオプションかつ
tオプション)
ユーザロググループの場合 (Vオプションかつ
tオプションかつ
gオプション)
(14) インダウトログファイルを再登録します。 ―――― rdblogコマンド
(Aオプションかつ
iオプション)
(15) インダウトログファイルが正常に登録された ―――― rdblogコマンド
ことを確認します。
システムロググループの場合 (Vオプションかつ
iオプション)
ユーザロググループの場合 (Vオプションかつ
iオプションかつ
gオプション)
(16) ユーザロググループの場合はユーザロググループ用の ―――― rdbscldirコマンド
RDBディレクトリファイルを再登録します。 (Aオプションかつ
gオプション)
(17) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルが ―――― rdbscldirコマンド
正常に登録されたことを確認します。 (Vオプションかつ
gオプション)
(18) Symfoware/RDBを起動します。(動作確認) ―――― rdbstartコマンド
(19) Symfoware/RDBを停止します。(動作確認) ―――― rdbstopコマンド
(20) スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されて
いるすべての運用系および待機系のクラスタアプリケーション
の保守停止を解除します。クラスタアプリケーションの
保守停止解除の手順は、
“9.6 クラスタアプリケーションの保守停止の解除”
を参照してください。
(21) 業務を再開します。