JDK/JREのjavaコマンドまたはJava VMのオプションのうち、注意が必要なオプションについて以下に説明します。
デバッグや性能測定向けのオプションですが、システムに負荷がかかります。
このため、単体テストで問題がなくても、システム統合テストなどでJava VMがダウンするなどの予想外の現象が発生する場合があります。
この場合は、上記オプションを使用しないで動作確認を実施してください。
本オプションは、提供していません。
「-agentlib:jdwp」オプションを使用してください。
本オプションが指定されたJavaプロセスの場合、当該プロセスへ送られた[Ctrl]+[Break]キー押下またはQUITシグナルに対する動作は、OSのデフォルト動作になります。
そのため、本オプションを指定したJavaプロセスに対して[Ctrl]+[Break]キー押下またはQUITシグナルが送られると、当該Javaプロセスは強制終了または異常終了します。
スレッドダンプを出力する可能性があるJavaプロセスに対して、本オプションは指定しないでください。
ただし、Windows(R)の場合、サービスとして登録されるJavaプロセスでは、「-Xrs」オプションを指定しない場合、ログオフ時に強制終了してしまいます。これが不都合な場合は、本オプションを指定してください。
クラスとメソッドの格納領域(JDK/JRE 7ではPermanent領域、JDK/JRE 8ではメタスペース)のガーベジコレクションが抑止され、不要なクラスとメソッドが回収されなくなります。
これにより、java.lang.OutOfMemoryErrorが発生しやすくなるため、本オプションは指定しないでください。
Interstage Application Server配下でJavaアプリケーションを実行する際に本オプションを指定した場合、いくつかの問題が発生します。
(問題の内容については、「チューニングガイド」の「JDK/JRE 7のチューニング」、および「JDK/JRE 8のチューニング」の「ガーベジコレクション(GC)」の「ガーベジコレクションのログ出力」を参照してください。)
このため、Interstage Application Server配下で実行するJavaアプリケーションに対しては、本オプションを指定しないでください。