パーシャルテーブル運用についての利用手順と運用上の注意について説明します。
利用手順
パーシャルテーブルを利用する場合の、管理者と利用者のそれぞれの作業、および手順について説明します。
管理者は、以下の事前準備作業が必要です。
パーシャルテーブルを格納するデータベーススペースの確保
パーシャルテーブル格納先のデータベーススペースを専用に用意する必要があります。
運用パラメタの設定
パーシャルテーブルを格納する、スキーマ名などの運用パラメタの設定が必要です。
これらの作業については“E.3 パーシャルテーブルの準備作業”を参照してください。
利用者は、以下の手順でパーシャルテーブルを利用できます。
パーシャルテーブルの作成
問い合わせ前に必要な条件で絞り込み、パーシャルテーブルを作成します。
パーシャルテーブルを適用した処理
問い合わせを実行すると、自動的にパーシャルテーブルからアクセスします。
絞り込み条件を追加し、パーシャルテーブルから新しいパーシャルテーブルの作成を行うことにより、さらに問い合わせ時間を削減できます。
パーシャルテーブルの一時的な使用停止・開始
パーシャルテーブルが使用中の場合、常にパーシャルテーブルにアクセスします。
絞り込む元のテーブルで問い合わせしたい場合に、使用停止を行います。
再開したい場合は、使用開始を行います。
パーシャルテーブルの削除
不要となったパーシャルテーブルを削除することができます。
作業の詳細については“Navigator Serverユーザーズガイド”を参照してください。
運用上の注意
パーシャルテーブルは、元テーブルから絞り込む割合が小さいほど効果があります。元テーブルから10%程度に絞り込む運用をお勧めします。
絞り込む割合が50%以上になる場合は、作成に対する時間、およびスペース容量増大など、効果が少なくなりますので、パーシャルテーブルの運用効果を事前に検討しておく必要があります。
パーシャルテーブルを作成した(使用中の)場合は、常にパーシャルテーブルを利用します。したがって、パーシャルテーブルを利用した問い合わせファイルを保存し、問い合わせを実行する場合は、パーシャルテーブル使用状態を確認してください。
なお、問い合わせの実行については、“Navigator Serverユーザーズガイド”を参照してください。
パーシャルテーブルが有効となる機能は、以下となります。ただし、アクセスログは採取されません。
Navigatorから使用された場合