売上上位3店舗に絞った売れ筋商品の分析レポートを、クロスクエリ機能を使って作成する例を示します。
問い合わせファイルの作成
レポートの基となる問い合わせファイル(売れ筋商品である「エアコン」を対象に、価格帯別売上高の分析レポート)を作成します。
[問い合わせレイアウト]画面を表示します。
以下を指定します。
表側:管理ポイント[商品分類]から[店舗名]、管理ポイント[商品分類]から[価格帯]
表頭:管理ポイント[時間]から[当月]
データ:データ項目[売上実績]から[売上額]
条件:管理ポイント[商品分類]から[商品中分類]
表のオプション:[表頭]の[総計列]を表示しない
→[条件]フィールドに[商品中分類]を貼りつけると、[条件の指定]画面が表示されます。
ここで売れ筋商品の「エアコン」だけを表示するように、[対象とする]に「エアコン」のみを残して、残りは、「対象としない」に移動します。
[OK]ボタンをクリックします。
問い合わせレイアウトを、ファイル名「店舗別売上.rne」で保存します。
CSVファイルの作成
店舗別の売上ランキングの問い合わせ結果をCSVファイルとして保存します。
[問い合わせレイアウト]画面を表示します。
以下を指定します。
表頭:管理ポイント[時間]から[月度]
(ここでは、期間指定で、2007年7月~2007年7月に設定します。)
表側:管理ポイント[店舗分類]から[店舗名]
データ:データ項目[売上実績]から[売上実績]
順位を指定します。
データ項目[売上実績]を[データ]フィールドの一番左側に貼り付け、[項目の詳細指定]で、以下を設定します。
[項目名]で、項目名を「順位」に変更します。
[集計方法]で、[ランク集計]チェックボックスをチェックし、[降順]を選択します。
[並べ順]で、[並べ替え]を[昇順]に、[表示行数]を[上位]-[10]に設定します。
[OK]ボタンをクリックします。
[実行]ボタンをクリックします。
→問い合わせ結果が表示されます。
[ダウンロード]ボタンから、[CSV形式]を選択して、ファイル名を「店舗別売上ランキング.csv」で保存します。
クロスクエリの操作
作成したCSVファイルを条件に指定して、売上上位3店舗の売れ筋商品(ここでは、「エアコン」)の価格帯別売上高を表示します。
“問い合わせファイルの作成”で作成した問い合わせファイル「店舗別売上.rne」を開きます。
条件フィールドに、データ項目[店舗名]を指定します。
→[条件]フィールドに[店舗名]を貼りつけると、[条件の指定]画面が表示されます。
[条件の指定]画面で、[問い合わせ実行時に指定]を選択します。
[実行時指定]タブで、[条件ファイルの変更]にCSVファイルを入力し、[設定]ボタンをクリックします。
→[現在の条件ファイル]に指定したCSVファイルが表示されます。
CSVファイル上のデータ位置や範囲を指定します。
CSVファイルのデータのうち、上位3店舗を示す(上図の赤枠)範囲を指定します。
開始行:3
終了行:5
対象列:1
[OK]ボタンをクリックします。
→[レイアウトの指定]画面に戻ります。
[実行]ボタンをクリックします。
→問い合わせが実行され、売上上位3店舗に絞った、売れ筋商品の分析レポートが表示されます。