部門ごとに運用を分ける場合に、部門環境設定ファイルを設定します。
部門ごとに運用を分けるには、例えばA部門とB部門で異なるデータベースを使用したい場合、環境設定ファイルをA部門用とB部門用に用意して、それぞれの設定を行います。
設定値
RN_ENV_PATH=グループ名,ファイル名;グループ名,ファイル名;... |
環境設定ファイルと部門環境設定ファイルは、以下の点に注意して作成してください。
部門ごとに設定を変えたい場合は、環境設定ファイルで環境変数「RN_ENV_PATH」に部門を記述し、部門環境設定ファイルに、部門ごとの設定を記述します。
「環境変数「RN_ENV_PATH」に設定していない部門のユーザ」は、環境設定ファイルの環境変数「RN_ENV_PATH」の下に、設定する環境変数を記述します。
すべての部門で共通の設定を行う場合は、環境設定ファイルの環境変数「RN_ENV_PATH」の上に設定する環境変数を記述します。
設定例
営業、製造、開発部門でそれぞれの環境設定を行う場合の設定例:
UNIXの場合
RN_ENV_PATH=EIGYOU,/home/EIGYOU/rnd.conf;SEIZO,/home/SEIZO/rnd.conf;KAIHATSU,/home/KAI/rnd.conf |
Windowsの場合
RN_ENV_PATH=EIGYOU,c:\eigyou\rnd.env;SEIZO,c:\seizo\rnd.env;KAIHATSU,c:\kai\rnd.env |
初期値(省略値)
設定なし。
必要レベル
必須/任意 | 任意 | |
環境 | 辞書データベース | - |
参照データベース | - | |
アーキテクチャ(32bit/64bit) | - | |
文字コード | - | |
関連製品 | - | |
機能 |
| |
その他 | - |
環境設定ファイルの種類
環境設定ファイル
関連環境変数
なし
使用可能製品
Interstage Navigator Server Enterprise Edition
Interstage Navigator Server Standard Edition
注意事項
RN_ENV_PATHを指定する場合は、以下の点に注意してください。
環境設定ファイルと部門環境設定ファイルで重複した指定を行うことはできません。
カンマ「,」やセミコロン「;」を含んだグループ名、およびディレクトリパス名は利用できません。
32Kバイトを超えて指定した場合は、その行の指定そのものが無効となります。
以下の環境変数は、すべての部門に共通の環境変数です。そのため、環境設定ファイルのRN_ENV_PATHより下、および部門環境設定ファイルには、以下の環境変数は指定できません。
RN_LOG_CONNECTINFO
RN_ENV_PATH
RN_DLOPEN_OPTION
RN_USER_CONTROL
RN_USER_IDLE_TIME
RN_USER_IDLE_MSG_TIME
RN_GROUP_CONNECT_FILE
RN_USER_CONNECT_FILE
RN_GROUP_CONNECT_MAX
RN_ACCOUNT_LIST_FILTER
PATH
LD_LIBRARY_PATH
LC_ALL