問い合わせ実行時の作業ファイルの作成方法を指定します。
大規模なマスタを使用した問い合わせの実行時にメモリ不足エラーが起きた場合、本環境変数を指定することで、一時的に使用するメモリの使用量を減らすことが可能です。
設定値
問い合わせ実行時に、作業ファイルをどこで作成するかを、以下のように設定します。
常にメモリ上に作成する場合
-1 |
常にファイル上に作成する場合
0 |
メモリの最大使用量を任意の値で指定する場合
メモリ上での最大使用量をメガバイト単位で指定します。nメガバイトまでの場合は、メモリ上に作成され、nメガバイトを超えた場合は、すべてファイル上に作成されます。
設定例
メモリ上での最大使用量を128Mバイトとした場合の設定例:
RN_CATEGORY_BASE_VALUE_MAX_MEMORY_SIZE=128 |
初期値(省略値)
1 |
必要レベル
必須/任意 | 任意 | |
環境 | 辞書データベース | - |
参照データベース | - | |
アーキテクチャ(32bit/64bit) | - | |
文字コード | - | |
関連製品 | - | |
機能 | - | |
その他 |
|
環境設定ファイルの種類
環境設定ファイル/部門環境設定ファイル
関連環境変数
特に無し。
使用可能製品
Interstage Navigator Server Enterprise Edition
Interstage Navigator Server Standard Edition
注意事項
本環境変数は、大規模マスタなどを使用した問い合わせ時のメモリ不足を解消するための救済方法であり、無条件に使用すると、性能劣化を招く場合があります。
通常は、メモリ上で動作していますが、大規模マスタの場合は、メモリ不足が発生する場合があります。メモリ不足となった場合、メモリにある情報を一時的にファイルに保存します。このためメモリ内で十分処理できる範囲のマスタに対して、無条件に指定すると、ファイルに対するIO分だけ、性能が劣化します。
以下の場合、本環境変数が有効となります。
表側に使用する管理ポイントのカテゴリの並び順を変更していない場合
全値型管理ポイントで、表示する行/列の指定に「実績のみ表示」が指定されている場合
マスタ型型管理ポイントで、階層関係がない場合