SQL ServerからNavigatorにデータを読み込む処理で、1回に読み込むデータ行数を指定できます。これにより、SQL Serverからの読み込み総回数が削減され、処理性能が改善される可能性があります。
設定値
1から2147483647までの整数を設定します。
設定例
RN_MSSQLSERVER_HOST_ARRAYS=10000 |
初期値(省略値)
1000 |
必要レベル
必須/任意 | 任意 | |
環境 | 辞書データベース |
|
参照データベース |
| |
アーキテクチャ(32bit/64bit) | - | |
文字コード | - | |
関連製品 | - | |
機能 | - | |
その他 | - |
環境設定ファイルの種類
環境設定ファイル/部門環境設定ファイル
関連環境変数
RN_DBMS_KIND
使用可能製品
Interstage Navigator Server Enterprise Edition
注意事項
本環境変数を設定した場合でも、問い合わせの内容やデータベースのチューニングの状態によって改善効果が認められないことがあります。
本環境変数は、SQL Serverから返却されるデータ件数が1万件を超えるような大きな問い合わせの場合に有効です。また、問い合わせの種類が、明細表と明細データの場合に効果があります。
行数を増やすと、1回に多くの行を受け取るためのメモリなど、リソースの消費量が増えます。このため、行数に極端に大きな値を指定しても効果はありません。
一定行数を超えると、行数が大きくなるにつれ改善効果が減少する傾向にあります。
本環境変数の指定にあたっては、事前にテストを実施して適切な行数を決定してください。最初はデフォルト値で効果を測定し、行数を増減させながら最も効果的な行数を決定します。
すべての問い合わせ実行時に、SQL Serverからデータ受信用作業域として、メモリ上に「データ長×配列数分」以上の領域が獲得されます。これにより、レコード長、項目数がともに大きい一部の問い合わせがリソース不足により実行できなくなる可能性があります。