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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

23.1.2 サーバの上限メモリ

環境変数

設定内容

RN_USER_MEMORY_MAX

1ユーザがサーバで使用できるメモリの上限を設定できます。

設定値はメガバイトの単位で指定します。

指定できる数値の範囲は1~2000です。

RN_CATEGORY_BASE_VALUE_MAX_MEMORY_SIZE

問い合わせ実行時の作業ファイルの作成方法を指定します。

大規模なマスタを使用した問い合わせの実行時にメモリ不足エラーが起きた場合、本環境変数を指定します。本環境変数を指定することで、一時的に使用するメモリの使用量を減らすことが可能です。

  • RN_CATEGORY_BASE_VALUE_MAX_MEMORY_SIZE=-1
    常にメモリ上に作成します。

  • RN_CATEGORY_BASE_VALUE_MAX_MEMORY_SIZE=0
    常にファイル上に作成します。

  • RN_CATEGORY_BASE_VALUE_MAX_MEMORY_SIZE=n
    nには、メモリ上での最大使用量をMバイト単位で指定します。
    nMバイトまでの場合は、メモリ上に作成され、nMバイトを超えた場合は、すべてファイル上に作成されます。

指定値が正しくない、または省略された場合は,メモリ上で処理されます。

例)RN_CATEGORY_BASE_VALUE_MAX_MEMORY_SIZE=128

メモリ上での最大使用量を128Mバイトとした例です。

注意

本環境変数は、大規模マスタなどを使用した問い合わせ時のメモリ不足を解消するための救済方法であり、無条件に使用すると、性能劣化を招く場合があります。

通常は、メモリ上で動作していますが、大規模マスタの場合は、メモリ不足が発生する場合があります。メモリ不足となった場合、メモリにある情報を一時的にファイルに保存します。このためメモリ内で十分処理できる範囲のマスタに対して、無条件に指定すると、ファイルに対するIO分だけ、性能が劣化します。

以下の場合、本環境変数が有効となります。

  • 表側に使用する管理ポイントのカテゴリの並び順を変更していない場合

  • 全値型管理ポイントで、表示する行/列の指定に「実績のみ表示」が指定されている場合

  • マスタ型型管理ポイントで、階層関係がない場合