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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

22.1.3 設定手順(Solarisの場合)

Navigatorサーバの運用の開始、停止するために、以下の手順で設定してください。

  1. ユーザ管理機能を有効にします。

    ユーザ管理機能については、“第15章 ユーザ管理機能を利用した運用”を参照してください。

  2. 起動スクリプトを作成します。

    PATH、LD_LIBRARY_PATHなどのすべての環境変数に環境設定ファイルの設定と同じ値を設定します。起動スクリプトのサンプルは、“22.1.4 起動スクリプトのサンプル”を参照してください。

    以降の例では、作成した起動スクリプトの名前を「navisv.sh」として記載しています。

  3. 作成した起動スクリプトをサーバの以下のディレクトリ配下に配置します。

    /etc/init.d

  4. 起動スクリプトの所有者および権限を変更します。

    以下の例では、所有者をroot、グループをsys、権限を -rwxr--r-- としています。

    【コマンド例】

    # cd /etc/init.d
    # chmod 744 navisv.sh
    # chown root:sys navisv.sh

  5. 各ランレベルのディレクトリに起動スクリプトへのシンボリックリンクを作成します。

    以下の例では、3つのランレベルにシンボリックリンクを作成しています。

    【シンボリック例】

    • /etc/rc0.d/K00navisv -> /etc/init.d/navisv.sh

    • /etc/rc3.d/S99navisv -> /etc/init.d/navisv.sh

    【コマンド例】

    # cd /etc/rc0.d
    # ln -s ../init.d/navisv.sh K00navisv
    # cd /etc/rc3.d
    # ln -s ../init.d/navisv.sh S99navisv

    注意

    「/etc/rc?.d」配下に配置するスクリプトファイル(シンボリックリンク/ハードリンク含む)には、ファイル名の末尾に「.sh」を付与しないでください。

    誤って、「.sh」を付与したファイル名でファイルを作成した場合には、起動スクリプトを実行しているシェル上にNavigatorの起動スクリプトが展開されるだけとなります。この動作は、Solaris OSの仕様によるものです。これにより、Navigatorの起動スクリプトが実行されない他、環境変数が書き換わることで後続の起動スクリプトの実行が失敗します。