カタログを利用するユーザの範囲を指定するためのファイル(以降、フィルタファイルと呼びます)を作成します。
任意のバス名でファイルを作成し、以下の書式にしたがって、カタログを利用する利用者を定義します。
フィルタファイルの書式
フィルタファイルの書式は、次のとおりです。
フィルタファイルには、Navigatorサーバを利用するユーザの登録情報にあわせてユーザID、グループIDの範囲を指定します。
書式は、IDの種類と、利用できる利用者のIDの範囲を指定します。カンマの後ろに設定するIDの範囲を記載してください。
IDの種類とIDの範囲を複数行記述できます。複数行記述した場合、or条件となります。
;コメント |
コメント行
コメントをいれる場合は、行頭にセミコロン「;」を記載してください。
IDの種類
IDの種類は、以下を指定します。
ユーザIDの範囲を指定する場合には「USRID」を行頭に記載します。
グループIDの範囲を指定する場合には「GRPID」を行頭に記載します。
なお、ユーザID、グループIDは、必ず両方を指定してください。
IDの範囲指定
範囲指定の指定は、「開始ID-終了ID」または、「ID」の形式で指定します。
IDの範囲指定では、範囲の開始を示すIDまたは、終了を示すIDのいずれかは省略可能です。
開始のユーザIDを省略した場合の省略値は、「0」です。この場合、ID「0」以降の範囲を意味します。終了のIDを省略した場合の省略値は、「上限なし」です。
空行は無視されます。
例
グループ1は、グループID「200000」に属するユーザID「20000~20099」のユーザと、グループ2は、グループID「30000」に属するユーザID「30000~30100」までのユーザがカタログを利用できるように指定します。
(Navigatorサーバを利用できるユーザを含む範囲をしてすることができます。)
Navigatorサーバを利用できるユーザの登録情報
グループID | ユーザID |
---|---|
20000 | 20000~20099 |
30000 | 30000~30100 |
フィルタファイルの記述内容
;グループ1 USRID,30000-30099 |
これにより、Navigatorサーバを利用できるユーザがすべてカタログを利用できます。
参考
すべての利用者が利用できるようにする場合
USRID,0- |
ユーザID「0」以降のユーザIDがカタログを利用できる利用者になります。
注意
UNIXの場合に、OSなどのユーザ管理のシステムに、Navigatorのユーザ以外が登録されている場合は、Navigatorのユーザの範囲を指定してください。範囲外のユーザを含んでしまった場合には、権限操作の表示でNavigatorユーザでない利用者が表示されます。