問い合わせを実行した後、読み込まれるデータが大量であると、ネットワークに大きな負荷がかかる場合があります。このようなネットワークへの過負荷を予防したい場合は、本機能を有効にし、読み込みデータの最大サイズ(RN_MAX_DATA_KBYTE、RN_MAX_DATA_NUMBER)を設定します(どちらか一方でも可)。
読み込みデータサイズ設定機能を有効にする
以下の環境変数を設定します。
環境変数 | 設定内容 |
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RN_MAX_DATA_FUNC | 読み込みデータ最大サイズ設定機能を利用して運用する場合に設定する環境変数です。
環境変数に、値を設定しない場合は、本機能は無効になります。 |
読み込みデータの最大サイズを変更する
以下の環境変数を設定します。
読み込みデータ最大サイズの設定を両方とも行わない場合、RN_MAX_DATA_FUNCを有効にしていても、読み込みデータサイズ設定機能は、無効になります。
環境変数 | 設定内容 |
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RN_MAX_DATA_KBYTE | バイト単位での読み込みデータの最大サイズを指定します。 設定は、1Kバイトから2Gバイト(1~2000000)の整数で指定します。指定値の単位は、Kバイトです。 |
RN_MAX_DATA_NUMBER | データ件数での読み込みデータの最大サイズを指定します。 設定は、1件から100万件(1~1000000)の整数で設定します。 |
【設定例】
読み込みデータ最大サイズ設定機能を有効にして、最大サイズをそれぞれ、「100Mバイト」、「10万件」とする設定例を以下に示します。
RN_MAX_DATA_FUNC=PROHIBIT |
注意
環境設定ファイル変更時に接続中のクライアントは、次回接続時から本機能の設定が反映されます。
バイト単位での読み込みデータの最大サイズの設定値は、おおよそのサイズです。実際に読み込まれるデータは、最大で32Kバイトの誤差が生じることがあります。
読み込みデータの最大サイズを両方とも設定した場合は、どちらか片方の設定値を超えた時点で、エラーメッセージが表示され、データの読み込みが中止されます。
「データ件数での読み込みデータの最大サイズ」の問い合わせ結果のサイズ(件数 × データ1件あたりのサイズ)は、2Gバイト以内に制限されます(詳細は、“付録C Navigatorの定量制限”を参照してください)。そのため、データ1件あたりのサイズによっては、件数の最大サイズに達する前に、読み込みデータが2Gバイトを超える場合が考えられます。