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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

11.1.3 Symfoware Serverを参照する場合の機密保護の設定

Symfoware/RDBの機密保護

Symfoware/RDBの機密保護機能では、資源に関するすべての権限は資源の作成者に与えられます。資源をアクセスする権限を他の利用者に与える場合は、GRANT文を用います。また、アクセスする権限を取り上げる場合は、REVOKE文を用います。

資源

権限を必要とする人

与える権限

データベース
(環境変数RDBDB に設定したデータベース)内のテーブル

  • UNIXでOS認証時の専用実効ユーザの場合
      プロセスの実効ユーザ

  • UNIXでエンタープライズ認証の場合
      プロセスの実効ユーザ

  • UNIXでOS認証の場合
      資源の利用者

  • Windowsサーバの場合
      SYSTEMのユーザ

テーブルのSELECT権

注意

Navigator Server から Symfoware Server Enterprise Extended Editionを使用する場合、Symfoware/RDBのセキュリティ運用は、標準運用にします。

Symfoware/RDBのセキュリティについては、Symfoware Serverセキュリティガイドを参照してください。

Windowsサーバの場合のユーザ名(SYSTEM)の登録

Navigatorでは、「辞書」などはSYSTEMのユーザで作成されます。ユーザ名SYSTEMは、OSに自動的に登録されます。

これらのSymfoware/RDBのデータベースをSymfoware Serverでバックアップする場合などは、SYSTEMのユーザで行う必要があります。Navigatorの運用のために、SYSTEMに対してGRANT文で権限を与えてください。

GRANT文とREVOKE文の使用例

例で使用する名称を以下に示します。

GRANT文の設定

sysinファイルにGRANT文を記述します。

REVOKE文の設定

sysinファイルにREVOKE文を記述します。

設定の実行

設定を記述したsysinファイルを指定して、rdbddlexコマンドを実行します。

【例】

データベース名がRDB2DBで、ファイル名がsysinの場合

rdbddlex -d RDB2DB sysin