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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

10.1.2 Symfoware Serverの機密保護

Symfoware Serverの機密保護機能では、資源に関するすべての権限は、資源の作成者に与えられます。資源をアクセスする権限を他の利用者に与える場合は、GRANT文を用います。また、アクセスする権限を取り上げる場合は、REVOKE文を用います。

注意

Navigator Server から Symfoware Server Enterprise Extended Editionを使用する場合、Symfoware Serverのセキュリティ運用は、標準運用にする必要があります。

Symfoware Serverのセキュリティについては、Symfoware Serverセキュリティガイドを参照してください。

権限について

Symfoware Server辞書のALLOCATE権の認可

Symfoware Server辞書の作成者に、以下の権限を与えてください。

資源

権限を必要とする人

与える権限

辞書のデータベーススペース

  • UNIXでOS認証時の専用実効ユーザの場合
      プロセスの実効ユーザ

  • UNIXでエンタープライズ認証の場合
      プロセスの実効ユーザ

  • UNIXでOS認証の場合
      辞書の管理者

  • Windowsサーバの場合
      SYSTEMのユーザ

データベーススペースのALLOCATE権

ユーザデータの参照権の認可

Navigatorの運用のために、データベースをアクセスするすべての人に対して、以下の権限を与えてください。

資源

権限を必要とする人

与える権限

データベース(環境変数RDBDBに設定したデータベース)内のテーブル

  • UNIXでOS認証時の専用実効ユーザの場合
      プロセスの実効ユーザ

  • UNIXでエンタープライズ認証の場合
      プロセスの実効ユーザ

  • UNIXでOS認証の場合
      資源の利用者

  • Windowsサーバの場合
      SYSTEMのユーザ

テーブルのSELECT権

Windowsサーバの場合のユーザ名(SYSTEM)の登録

Navigatorでは、「辞書」や「データマート生成で作成されるテーブル」はSYSTEMのユーザで作成されます。

ユーザ名SYSTEMは、OSに自動的に登録されます。

これらのSymfoware ServerのデータベースをSymfoware Serverでバックアップする場合は、SYSTEMのユーザで行います。

Navigatorの運用のために、SYSTEMに対してGRANT文で権限を与えてください。

GRANT文とREVOKE文の使用例

ここでは、以下の名称で説明します。

GRANT文の設定

sysinファイルにGRANT文を記述します。

REVOKE文の設定

sysinファイルにREVOKE文を記述します。

設定の実行

設定を記述したsysinファイルを指定して、rdbddlexコマンドを実行します。

Symfoware Serverの機密保護機能

Symfoware Serverの機密保護機能によりデータベースをアクセスできる利用者を制限する場合は、以下のNavigator実効ユーザをSymfoware Serverの利用者として登録する必要があります。

Symfoware Serverの機密保護機能の詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。