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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

9.2.1 Symfoware Serverを辞書データベースとして利用する場合

設定が必要な環境変数

環境変数

設定内容

TMP

Navigatorで作成される作業ファイルを一時的に格納する場所を、システムの環境変数TMPに指定します。

本環境変数は、システムの作業ディレクトリであるため、システムおよび他のアプリケーションで必要とする容量に、Navigatorが必要とする容量を加えた容量を用意する必要があります。

Navigatorで必要とする容量の見積り方法は、“3.4 作業ファイルの作成場所と見積もり方法”を参照してください。

注意

本環境変数は、環境設定ファイルではなく、システムの環境変数に指定します。

TEMP

環境変数TMPと同じディレクトリを指定します。

注意

本環境変数は、環境設定ファイルではなく、システムの環境変数に指定します。

RDBDB

システム管理者が構築したデータベースのSymfoware/RDBのデータベース名を設定してください。

RN_BASERDBMS

辞書のデータベースの種別を設定します。

  • SYMFOWARE/RDB:Symfoware/RDBの辞書を使用する

  例)RN_BASERDBMS=SYMFOWARE/RDB

RN_SYMFOWARE/RDB_DBSPACE

Symfoware/RDBデータベースのデータベーススペース名を設定してください。ここに指定したデータベーススペースにNavigatorが自動的に辞書を作成します。

辞書の容量見積もりは、“3.2 辞書のスペース量見積もり式”を参照してください。

なお、ここで指定するデータベーススペースはあらかじめRDBコマンドで作成しておく必要があります。

文字コードの環境変数

Unicodeの場合は、文字コードの設定が必要です。文字コードの設定方法については、“第12章 文字コード別の環境設定”を参照してください。

必要に応じて設定する環境変数

環境変数

設定内容

RDBNAME

使用するSymfoware/RDBのシステム名を設定してください。

Symfoware/RDBがマルチRDB運用をしている場合に設定する必要があります。

指定する値は大文字と小文字で区別されるので、正しく設定してください。

シングルRDB運用のSymfoware/RDBを使用する場合は設定してはいけません。

  例)RDBNAME=SYS1

RN_DBSPACE_DATA

Symfoware Serverのスキーマに、データ登録機能を使用してテーブルを登録する場合に、登録するテーブルのデータを格納するデータベーススペース名を指定します。

本環境変数は、省略可能です。

本環境変数の指定を省略すると、環境変数RN_SYMFOWARE/RDB_DBSPACEに指定したデータベーススペースに作成します。

RN_SYMFOWARE/RDB_MAXNAME

以下の場合、使用するSymfoware Serverに設定された英数字名標の最大長を例)のように指定します。

  • データ登録、またはMartbuilderを使用して18文字を超える英数字名標を扱う場合

例)Symfoware Serverの英数字名標の最大長が36文字の場合
RN_SYMFOWARE/RDB_MAXNAME=36

指定のない場合、および指定に誤りがある場合には、扱える英数字名標の長さは18文字までとなります。

RN_SYMFOWARE/RDB_TIME_OPERATION_MODE

時間演算の結果を翌年の同月同日をもって1年経過、および翌月の同日をもって1ヶ月経過とします。

  • RN_SYMFOWARE/RDB_TIME_OPERATION_MODE =NAVI

注意

本環境変数が指定されない場合、時間演算の結果は時間隔値式の結果に基づきます。