ページの先頭行へ戻る
Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

9.1.1 Symfoware Serverを辞書データベースとして利用する場合

設定が必要な環境変数

環境変数

設定内容

PATH

以下のディレクトリを絶対パスで設定してください。

  • Navigator Serverの実行ファイルが存在するディレクトリを設定してください。

    • 64ビット論理空間で運用する場合

      /opt/FJSVenavi/bin64

    • 32ビット論理空間で運用する場合

      /opt/FJSVenavi/bin

  • Symfoware/RDBの実行ファイルがインストールされているディレクトリを設定してください。

  • /usr/binを設定してください。

  • Linuxの場合のみ /bin を設定してください。

※/opt/FJSVenaviは、Enterprise Editionの場合です。その他のエディションを利用している場合は、“Navigatorサーバのインストール”を参照して、ディレクトリを確認してください。

注意

本環境変数は、部門環境設定ファイルには指定できません。
環境設定ファイルに指定してください。

LD_LIBRARY_PATH

以下のディレクトリを絶対パスで設定してください。

  • Navigator Serverの実行ファイルが存在するディレクトリを設定してください。

    • 64ビット論理空間で運用する場合

      /opt/FJSVenavi/bin64

    • 32ビット論理空間で運用する場合

      /opt/FJSVenavi/bin

  • Charset Managerを利用する場合は、Charset Managerの共用ライブラリが存在するディレクトリを設定してください。

  • Symfoware/RDBの共用ライブラリがインストールされているディレクトリを設定してください。
    Linuxの場合、かつ64ビット論理空間で運用する場合、共用ライブラリがインストールされているディレクトリとして、以下の2つのパスを両方とも本環境変数に指定することが必要です。
              /opt/FJSVrdb2b/lib
              /opt/FJSVrdb2b/lib/lib64

  • エンタープライズ認証の場合、認証出口モジュールを含め、認証出口モジュールが動的にリンクしているすべてのライブラリのパスを設定してください。

※/opt/FJSVenaviは、Enterprise Editionの場合です。その他のエディションを利用している場合は、“Navigatorサーバのインストール”を参照してください。

注意

本環境変数は、部門環境設定ファイルには指定できません。
環境設定ファイルに指定してください。

RDBDB

システム管理者が構築したデータベースのデータベース名を設定してください。

RN_BASERDBMS

辞書のデータベースの種別を設定します。

  SYMFOWARE/RDB:Symfoware/RDBの辞書を使用する

例)RN_BASERDBMS=SYMFOWARE/RDB

RN_SYMFOWARE/RDB_DBSPACE

データベースのデータベーススペース名を設定します。

ここに指定したデータベーススペースに、Navigatorが自動的に辞書を作成します。

辞書の容量見積もりは、“3.2 辞書のスペース量見積もり式”を参照してください。

なお、ここで指定するデータベーススペースはあらかじめRDBコマンドで作成しておく必要があります。

TMPDIR

作業ファイルの作成先ディレクトリを指定します。

詳細は“3.4 作業ファイルの作成場所と見積もり方法”を参照してください。

  • Linuxの場合
    指定が必須です。Linuxの場合には省略することはできません。
    /var/tmpに作業ファイルを作成する場合も明示的に本環境変数(TMPDIR=/var/tmp)を指定してください。

  • Solarisの場合
    省略可能です。必要に応じて指定することができます。

文字コードの環境変数

上記以外にデータベースの文字コードを設定します。

文字コードの設定については、“第12章 文字コード別の環境設定”を参照してください。

必要に応じて設定する環境変数

環境変数

設定内容

RDBNAME

使用するSymfoware/RDBのシステム名を設定してください。

Symfoware/RDBがマルチRDB運用をしている場合に設定する必要があります。

指定する値は大文字と小文字で区別されるので、正しく設定してください。

シングルRDB運用のSymfoware/RDBを使用する場合は設定してはいけません。

例)RDBNAME=SYS1

RN_DBSPACE_DATA

Symfoware/RDBのスキーマにデータ登録機能を使用してテーブルを登録する場合に、登録するテーブルのデータを格納するデータベーススペース名を設定します。

本環境変数は省略可能です。

本環境変数の指定を省略すると、環境変数「RN_SYMFOWARE/RDB_DBSPACE」に指定したデータベーススペースに作成します。

RN_SYMFOWARE/RDB_MAXNAME

Symfoware/RDBをご利用の場合に、必要に応じて指定します。

以下の場合、使用するSymfoware/RDBに設定された英数字名標の最大長を例)のように指定します。

  • データ登録、またはMartbuilderを使用して18文字を超える英数字名標を扱う場合

例)Symfoware Serverの英数字名標の最大長が36文字の場合
    RN_SYMFOWARE/RDB_MAXNAME=36

指定のない場合、および指定に誤りがある場合には、データ登録、またはMartbuilderを使用して扱える英数字名標の長さは18文字までとなります。

RN_SYMFOWARE/RDB_TIME_OPERATION_MODE

時間演算の結果を翌年の同月同日をもって1年経過、および翌月の同日をもって1ヶ月経過とします。

  • RN_SYMFOWARE/RDB_TIME_OPERATION_MODE =NAVI

注意

本環境変数が指定されない場合、時間演算の結果は時間隔値式の結果に基づきます。