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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

8.1 エンタープライズ辞書で運用する

エンタープライズ辞書運用をする場合は、Navigator Serverを利用する場合に必要な環境変数に加えて、ここで説明をする環境変数やグループリストファイルを設定する必要があります。

ここでは、エンタープライズ辞書運用をする場合に必要な環境変数や、グループリストファイル(エンタープライズ辞書運用を利用するグループを定義したファイル)の設定を説明します。

ここでは、以下の順で説明します。

設定が必要な環境変数

環境変数

設定内容

RN_ADMINISTRATOR_ID

全社管理者のユーザID(10進数)を指定します。

認証システム上に定義された全社管理者のユーザIDを設定します。

指定するユーザIDは10進数で指定します。

例)RN_ADMINISTRATOR_ID=20001

RN_DICTIONARY_GROUP

グループリストファイルの名前を設定します。

ファイル名は絶対パスで指定します。

Unixの場合の例)RN_DICTIONARY_GROUP=/opt/FJSVenavi/etc/emfj_grplst

Windowsの場合の例)RN_DICTIONARY_GROUP=C:\Symnaviee\etc\emfj_grplst

※エンタープライズ認証を設定している場合は省略できます。省略した場合は、エンタープライズ認証で使用する、認証出口モジュールの返却するすべてのグループが対象となります。

グループリストファイルの設定

グループリストファイルには、エンタープライズ辞書運用を利用するグループを定義します。このファイルに定義されたグループに所属するユーザだけがエンタープライズ辞書を利用することができます。

なお、全社管理者と同じグループに所属するユーザはNavigatorを利用することはできません。

グループリストファイルの記述の仕方

グループリストファイルには、認証システムに登録済みのグループ名を指定します。1グループの情報は1行で記述し、複数のグループを指定する場合は、複数行に分けて記述します。

グループリストファイルは、以下のように定義します。

;グループリストファイルの定義
<グループ名>
<グループ名>


グループリストファイルにコメントを記述する場合は、必ず行の先頭にセミコロン(;)を指定します。行の最初がセミコロンで始まる場合、その行をコメントとみなします。なお、行の途中にセミコロンを指定することはできません。

ファイル内の空白行は無視されます。また、グループ名の前後に空白は記述できません。

グループ名には、全社管理者のグループ名と一般利用者が所属するグループ名を指定します。この際の、グループ名の指定順については特に制限はありません。

なお、全社管理者のグループ名は、必ず指定するようにしてください。

グループリストファイルの定義例

全社管理者のグループ名が「naviadm」で、一般利用者のグループ名「sales」と「employee」を設定する場合の例を以下に示します。

;グループリストファイルの定義例
naviadm
sales
employee

この例では、「sales」と「employee」のグループに所属するユーザが、一般利用者としてエンタープライズ辞書を利用することができます。

グループリストファイルの定義での注意事項