Navigatorを導入する前に、以下の作業を行います。
システム管理者の選任
システム管理者を選任します。
利用部門の推進体制の確立
システム部門と利用部門とで検討を行い、利用者を部門や利用目的によりいくつかのグループに分類し、グループとグループに所属する利用者を決めます。
認証タイプの決定
認証タイプには、OS認証とエンタープライズ認証の2つがあります。
OS認証とは、OS(Operating System)の機能を利用して、ユーザ認証やユーザ情報の取得を行う方法です。
エンタープライズ認証とは、専用のライブラリモジュールを使用することにより、お客様がご使用になっているユーザ認証システムと連携して、Navigatorのユーザ認証を行う方法です。この方法を使用することにより、Navigatorにログインするためのユーザをお客様のユーザ認証システムで管理でき、また、OS上にユーザを作成する必要がなくなります。
辞書の運用形態の決定
辞書の運用形態には、部門辞書運用とエンタープライズ辞書運用があります。
部門辞書運用とは、他部門と共有する情報をもたない場合や、辞書の運用を部門独自に行う場合に、有効な運用方法です。
エンタープライズ辞書運用とは、部門間で共有する情報をもつ場合や、利用環境の異なる複数部門の環境を一人の管理者が統合的に管理する場合に、有効な運用方法です。例えば、複数部門で利用したい情報が基本的に同じである場合にお勧めする運用方法です。
管理者の選任
部門辞書運用の場合は、部門ごとに管理者を選任してください。
エンタープライズ辞書運用の場合は、全社管理者を1人選任し、部門ごとに管理者を選任してください。
情報分析
業務に使用するレポート、レポートに出力するデータ、および管理ポイントについて分析を行います。管理ポイントとは、情報の管理・分析の視点であり、データの分類基準や分類方法を意味します。
管理ポイントについては、“Navigator Server 概説書”を参照してください。
データベースの構築
情報分析に基づいて、実際に情報を活用する人の要求するデータベースを構築します。