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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

まえがき

本書の目的

本書は、Interstage Navigator Server セットアップガイド Vol.1です。

本書では、Interstage Navigator Server(以降、Navigatorと呼びます)をインストールした後から、Web機能をセットアップする前のサーバのセットアップ作業について説明しています。

Web機能のセットアップについては、“Interstage Navigator Server セットアップガイド Vol2”を参照してください。

本書の読者

本書は、Navigatorのシステム管理者の方に読んでいただくように書いてあります。

システム管理者は、Navigatorの運用全般にわたる管理者であり、システム部門の方を想定しています。システム管理者は、以下の業務を担当することを想定しています。

本書を読むためには、以下の知識が必要です。

XMLデータを利用する場合は、Interstage Shunsaku Data Manager(以降、Shunsakuと呼びます)の用語(リターン式、パス式、検索式など)、Shunsakuが扱うXMLデータの形式、およびShunsakuの検索APIアプリケーションに関する知識が必要となります。事前にShunsakuのマニュアルを参照してください。

また、事前に“Interstage Navigator Server 概説書”を参照し、製品を理解することをお勧めします。

本書の構成

本書の構成と内容は以下のとおりです。

第1部 Navigatorのシステム設計

Navigatorをセットアップする前に必要な情報について説明しています。

システム構成

Navigatorのシステム構成と、利用できるデータベースについて説明しています。

運用形態を選択する

Navigatorを利用する場合の認証方法と、Navigatorの動作情報を管理している辞書(以降、Navigatorの辞書と呼びます)の運用方法を説明しています。

資源の見積もり

辞書、RDBディクショナリ、作業ファイル、ログなどの見積もり方法について説明しています。

第2部 利用環境の設定

Navigatorを利用するシステム環境に合わせたセットアップ作業について説明しています。

サーバのセットアップ作業の概要

Navigatorのセットアップ作業の概要について説明しています。

環境設定ファイルを準備する

Navigatorサーバは、環境設定ファイルと呼ばれるファイルに環境変数を設定することで、動作します。ここでは、環境設定ファイルを用意するための説明をしています。

OSへの各種設定

OSへの各種設定について説明しています。

ユーザを登録する

Navigatorを利用するユーザの登録方法について説明しています。

辞書運用の設定を変更する

Navigatorの辞書の運用方法は、初期値で部門辞書運用が選択されています。部門辞書運用を他の辞書運用に変更する場合の設定について説明しています。

辞書データベースおよび参照データベースを設定する

選択したデータベースに対して、Navigatorの辞書を設定します。

辞書データベースの環境を設定する

Navigatorの辞書の準備作業、機密保護の設定方法について説明しています。

辞書DBと異なるDBを参照する

辞書データベースと異なるデータベースのデータを参照する場合の環境設定について説明しています。

文字コード別の環境設定

データベースの文字コードに合わせた環境設定を説明しています。

CSVファイルのセットアップ

CSVファイルを利用する場合のセットアップ方法について説明します。

Shunsakuのデータを使用する場合の環境設定

Interstage Shunsaku Data Managerと連携してXMLデータを利用する場合の環境設定と注意事項について説明しています。

第3部 機能の設定

Navigatorで利用できる各機能の紹介と設定方法を説明しています。

ユーザ管理機能を利用した運用

Navigatorでユーザ管理機能を利用した運用をするために、運用方法、およびユーザ管理コマンドについて説明しています。

セキュリティを強化した運用

Navigatorを、セキュリティを強化して運用するために、必要な環境設定、および運用方法について説明しています。

データベースの管理を強化した運用

データベースの利用状況を管理する運用を行うために、環境設定やログとして取り出される情報について説明します。

辞書の運用管理用の設定

Navigatorの辞書を管理方法に関する設定について説明しています。

問い合わせ処理/結果をカスタマイズする

Navigatorで出力されるレポートの結果や、レポートを出力する時の処理を変更する方法について説明しています。

メンテナンス(保守)用の設定

エラーが発生した場合のログ出力の設定や、メンテナンス用のサーバ運用についての説明をしています。

カタログを利用する場合の設定

カタログを利用する場合に、Navigatorサーバの環境設定ファイルに設定が必要な項目について説明しています。

Navigatorサーバの運用開始・停止

Navigatorサーバの起動、停止方法について説明しています。

第4部 性能関連の設定

Navigatorの性能に関する情報やチューニング方法について説明しています。

性能に関する設定

Navigatorの性能に関する情報やチューニング方法について説明しています。

付録A 環境変数リファレンス

Navigatorサーバの環境設定ファイルに記載する環境変数の詳細を説明しています。

付録B ログファイルリファレンス

ログファイルの説明と、各ログファイルの関係を説明しています。

付録C Navigatorの定量制限

Navigatorの定量制限について説明しています。

付録D Navigatorの予約語

Navigatorの予約語について説明しています。

付録E パーシャルテーブル機能

パーシャルテーブル機能の概要、および環境設定について説明しています。

付録F 出口モジュール用の関数リファレンス

認証出口モジュール、辞書出口モジュールを作成する場合に利用する関数について説明しています。

付録G エンタープライズ辞書への移行

部門辞書運用からエンタープライズ辞書運用に辞書の運用形態を変更する場合に、移行できる部門辞書運用の環境や移行手順について説明しています。

付録H OS認証からエンタープライズ認証への移行

OS認証からエンタープライズ認証に認証システムを変更する場合の運用方法について説明しています。

付録I Websight Serverを利用する場合の設定

Websight Serverを利用する場合に、Navigatorサーバの環境設定ファイルに設定が必要な項目について説明しています。

付録J 専用実効ユーザモードへ移行する

専用実効ユーザモードへ移行する手順を説明しています。

付録K HTTP通信環境に変更する

Navigator WindowsクライアントとNavigatorサーバの通信を、HTTPに変更する手順を説明しています。

本書の読み方

バージョンの表記

本書でのバージョンの表記を以下に示します。

本書での表記

製品

9.5

9.5.0

製品の表記

Navigatorは、クライアント-サーバ型ソフトウェアです。本書では、サーバ側ソフトウェア(Navigatorサーバ)とクライアント側ソフトウェア(Navigator管理ツール、Navigatorクライアント)を総称して、「Navigator」と呼びます。

クライアント側ソフトウェアには、一般利用者向けのソフトウェアと、管理者向けのソフトウェアがあります。本書では、それぞれのソフトウェアを、以下のように呼びます。

製品ごとの機能差について

Interstage Navigator Serverには、以下のファミリー製品があります。以下の2製品を総称して、「Interstage Navigator」と表記しています。

各製品で使用できる機能が異なっています。製品ごとの機能差については、“Interstage Navigator Server 概説書”の“製品別機能差一覧”を参照してください。

本書で掲載されている画面について

本書で使用している画面は、読者にイメージをつかんでいただくものであり、製品と若干異なることがあります。

サーバ上で利用するファイルの編集について(UNIXの場合)

Windows OSでファイルの編集を行い、編集したファイルを転送して利用するような場合、改行コードは、必ずUNIXの改行コード(LF)にしてください。

略称

本書での表記

正式名称(本書での表記も含む)

Windows 8.1

Windows® 8.1
Windows® 8.1 Pro
Windows® 8.1 Enterprise

Windows 10

Windows® 10 Home
Windows® 10 Pro
Windows® 10 Enterprise
Windows® 10 Education

Windows Server 2012

Microsoft® Windows Server® 2012 Datacenter
Microsoft® Windows Server® 2012 Standard
Microsoft® Windows Server® 2012 Foundation

Windows Server 2012 R2

Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Datacenter
Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Standard
Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Foundation

Windows Server 2016

Microsoft® Windows Server® 2016 Datacenter
Microsoft® Windows Server® 2016 Standard
Microsoft® Windows Server® 2016 Essentials

Windows Server 2019

Microsoft® Windows Server® 2019 Datacenter
Microsoft® Windows Server® 2019 Standard
Microsoft® Windows Server® 2019 Essentials

Windowsサーバ

Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2016
Windows Server 2019

RHEL6

Red Hat® Enterprise Linux® 6(for x86)
Red Hat® Enterprise Linux® 6(for Intel64)

RHEL7

Red Hat® Enterprise Linux® 7(for Intel64)

RHEL8

Red Hat® Enterprise Linux® 8(for Intel64)

RHEL

RHEL6
RHEL7
RHEL8

Excel

Microsoft® Excel

Word

Microsoft® Word

SQL Server

Microsoft® SQL Server™

Visual Basic

Microsoft® Visual Basic®

VBA

Microsoft® Visual Basic® Programming System Applications Edition

Visual C++

Microsoft® Visual C++®

Oracle

Oracle® Database Standard Edition 2
Oracle® Database Enterprise Edition

Solaris

Oracle Solaris

DataDirect Connect ODBC

DataDirect Connect® for ODBC

UNIX

Solaris
Linux

Symfoware Server

Symfoware Server(Nativeインタフェース)

Symfoware Server(Postgres)

Symfoware Server Client(Postgres)を使用して接続されたSymfoware Server(Postgres)

Symfoware Analytics Server

Symfoware Server Client(Postgres)を使用して接続されたSymfoware Analytics Server

Postgres

Enterprise Postgres ClientやSymfoware Server Client(Postgres)などにより接続された以下のPostgreSQLベースのデータベースの総称

  • Enterprise Postgres

  • Symfoware Server(Postgres)

  • Symfoware Analytics Server

Interstage Application Server

Interstage® Application Server Standard-J Edition
Interstage® Application Server Enterprise Edition

Shunsaku

Interstage® Shunsaku Data Manager Enterprise Edition

Charset Manager

Interstage® Charset Manager

List Creator

Interstage® List Creator

輸出管理規制について

本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。

商標

Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国、およびその他の国における登録商標です。

Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国、およびその他の国における登録商標または商標です。

Excel、Wordは、米国Microsoft Corporationの製品です。

SQL Serverは、米国Microsoft Corporationの米国、およびその他の国における商標です。

OracleとJavaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。

Visual Basic、Visual C++は、米国Microsoft Corporationの米国、およびその他の国における登録商標です。

DataDirect、DataDirect Connectは、米国DataDirect Technologies, Inc.の登録商標です。

Linuxは、Linus Torvalds氏の米国、およびその他の国における登録商標、あるいは商標です。

Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国、およびその他の国における登録商標、あるいは商標です。

Interstage、Symfoware、Systemwalkerは、富士通株式会社の登録商標です。

SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はSAP AGのドイツおよびその他世界各国における登録商標または商標です。

Cognosは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。

そのほか、本書に記載されている会社名、および製品名は、それぞれ各社の商標、または登録商標です。

令和2年 10月  初版

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