CF over IPのIPアドレスが変更となった場合のIPアドレスを変更する方法について説明します。
注意
管理LANと業務LANを兼用している場合、下記の手順は行わず、“9.2.1 業務LANのIPアドレスの変更”の手順に従ってIPアドレスを変更してください。
◆操作手順
クラスタを構成するすべてのノードで/etc/default/cluster を編集し、IPアドレスおよびブロードキャストアドレスを変更してください。
環境によって修正箇所が異なります。
■クラスタノードがそれぞれ異なるネットワークセグメント間に配置されている場合、K5 環境の場合、または RHOSP 環境の場合
nodename <CF ノード名> clustername <クラスタ名> device <IPデバイス1> <IP アドレス1> <ブロードキャストアドレス1> <相手ノードのIP アドレス1> device <IPデバイス2> <IP アドレス2> <ブロードキャストアドレス2> <相手ノードのIP アドレス2>
■クラスタノードがそれぞれ物理環境、KVM 環境、VMware 環境に配置されている場合
nodename <CF ノード名> clustername <クラスタ名> device <IPデバイス1> <IP アドレス1> <ブロードキャストアドレス1> device <IPデバイス2> <IP アドレス2> <ブロードキャストアドレス2>
クラスタを構成するすべてのノードでシステムを再起動してください。
CF の設定を確認します。
以下の項目について確認します。
すべてのノードがクラスタ参入できていることを確認
クラスタシステムを構成する任意の1ノードで以下のコマンドを実行し、Node にすべてのノードのCF ノード名が表示されること、State がUP であることを確認してください。
# cftool -n
例
# cftool -n
Node Number State Os Cpu
node1 1 UP Linux EM64T
node2 2 UP Linux EM64T
NodeにすべてのノードのCFノード名が表示されること、StateがUPであることを確認してください。
CF over IP の設定が有効になっていることを確認
クラスタシステムを構成するすべてのノードで以下のコマンドを実行し、CF over IPの設定が有効になっていることを確認してください。
# cftool -d
例) クラスタインタコネクトが2本の場合
# cftool -d
Number Device Type Speed Mtu State Configured Address
4 /dev/ip0 6 n/a 1392 UP YES 0a.00.00.c9.00.00
5 /dev/ip1 6 n/a 1392 UP YES 0a.00.00.ca.00.00
Deviceに/dev/ipX (Xは0~3。クラスタインタコネクトの本数だけ表示)のみが表示されることを確認してください。