エクスポートユーティリティ後処理は、以下の要領で作成してください。
◆名前
ユーザ任意
◆機能説明
ユーザが任意に作成したコマンドまたはシェルスクリプトを呼び出します。
ユーザ処理の入力として、退避データファイルおよび抽出データファイルを渡すことができます。
退避データファイルをパラメタとして受け取る場合
高信頼性ログのFULL状態のエントリがN個ある場合、退避データファイルがN個渡されます。
抽出データファイルをパラメタとして受け取る場合
エクスポートユーティリティ定義ファイルに指定された出力条件に従って、抽出データファイルがN個渡されます。
◆パラメタ
パラメタ | 内容 | 入出力 | 必須/任意 |
---|---|---|---|
N個のデータファイル | N個のデータファイルが絶対パスで渡されます。 | 入力値 | 必須 |
◆戻り値
値 | 内容 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
1~255 | 異常終了。 FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 11006: エクスポートユーティリティ後処理で異常が発生しました: pid=d* detail=r* application=s* d*=ユーザアプリケーションプロセスID |
◆注意事項
ユーザ処理において渡されたデータファイル以外は編集・削除しないでください。編集・削除した場合は、エクスポートユーティリティの処理は保障されません。
エクスポートユーティリティ定義ファイルにて指定した出力先ディレクトリを削除しないでください。削除した場合の動作は保証されません。
ユーザが作成したライブラリを使用する場合は、環境変数のLD_LIBRARY_PATHに設定を行ってください。
戻り値に0~255以外を返した場合は、動作が不定になります。
パラメタは退避データファイル名、または抽出データファイル名のみ受け取ることができます。
作成例
実行モジュール(コマンド)
#include <stdio.h> int main(int argc, char *argv[]) { int i; for(i=0; i<argc-1; i++) { // 処理を実行 } return 0; } |
シェルスクリプト (bash、Bシェル、Kシェル、csh、tcsh)
#!/bin/sh while [ $# -gt 0 ] do # 処理を実行 shift done return 0 |
バッチファイル
@echo off :dlt if "%1"=="" goto end rem 処理を実行 shift goto dlt :end exit 0