高信頼性ログは、データベースにログを書き込むことで堅牢な書き込み保証を実現します。アプリケーションで利用するトランザクションの終了タイミングでの保証、またはログ確定のタイミングで書き込みを保証します。
また、トランザクション結果を示す制御ログを自動出力します。これによってトランザクション結果の分析が可能になります。
高信頼性ログの利用には、システム構成によって、APIへ指定するコネクションが異なります。ここでは、システム構成によるコネクションの利用について説明します。
■業務データベースがSymfoware Serverのデータベースサーバでの高信頼性ログ取得
業務データベースと同じコネクションを用いて、高信頼性ログの出力を行います。業務データベースと同じコネクションを用いることで、業務データベースのトランザクションに連動したログの情報を出力できます。
注意
高信頼性ログは、SymfowareのJDBCネーミングサービスにsymjddefdsコマンドまたはデータベースリソース登録ツールで登録したSymfowareのデータベースリソースを使用して出力してください。
Interstage管理コンソールまたはfjj2eeaminコマンドで作成したデータベースリソースを使用して高信頼性ログを出力することはできません。
なお、symjddefdsコマンドおよびデータベースリソース登録ツールの詳細は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“SymfowareのJDBC環境の設定”を参照してください。
■業務データベースが他社データベースのデータベースサーバでの高信頼性ログ取得
業務データベースと異なるコネクションを用いて、高信頼性ログの出力を行います。業務データベースのトランザクションに連動した出力はできません。
■業務用データベース処理がないアプリケーションサーバでの高信頼性ログ取得
高信頼性ログを出力するコネクションを生成してログを出力します。