高信頼性ログは、データベースを利用して、出力するログをユーザログテーブルに格納します。ログ定義ファイルを利用して、出力先のユーザログテーブルを指定できます。
管理名を使用してログ定義ファイルにログを出力する先(スキーマ名、表名)の定義を記述し、アプリケーションのAPIでは定義した管理名を利用することで、ログ定義ファイルで指定したユーザログテーブルへログを出力します。
■ログ定義ファイルの記述
ログ定義ファイルは、汎用ログと同じログ定義ファイルに定義します。ログ定義ファイルには、ユーザログテーブルのスキーマ名、表名を指定します。ログ定義ファイルの記述例を以下に示します。
《logConf.xml》
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <logConfig> <config> <version>7.1</version> </config> <logComposer name="Log1"> .... </logComposer> <ulog name="ULog1" class="my.sample.MyULogComposer"> <param name="schema" value="MYSCHEMA"/> <!-- スキーマ名 --> <param name="table" value="ULOG01"/> <!-- 表名 --> </ulog> <ulog name="ULog2" class="my.sample.MyULogComposer2"> <param name="schema" value="MYSCHEMA"/> <!-- スキーマ名 --> <param name="table" value="ULOG02"/> <!-- 表名 --> </ulog> </logConfig> |
ulogタグ
高信頼性ログを定義します。
name属性には、APIで指定する管理名を指定します。
class属性には、高信頼性ログで利用するクラス名を指定します。ULogComposer、または、ULogComposerの派生クラスを指定することができます。なお、class属性はJavaのクラス名を指定します。
注意
ulogタグに、同名の管理名が複数、定義された場合には、最後に定義されたものが有効になります。
スキーマ名
paramタグを用いて、高信頼性ログを出力するユーザログテーブルのスキーマ名を指定します。
name属性には、"schema"を指定します。
value属性には、高信頼性ログを格納するユーザログテーブルのスキーマ名を指定します。
表名
paramタグを用いて、高信頼性ログを出力するユーザログテーブルの表名を指定します。
name属性には、"table"を指定します。
value属性には、高信頼性ログを格納するユーザログテーブルの表名を指定します。
ログ定義ファイルの詳細は“Interstage Business Application Server リファレンス”の“ログ定義ファイルリファレンス”を参照してください。