ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

17.1 ログ機能の概要

アプリケーション連携実行基盤では、ログを採取する機能をもっています。ログ機能には、以下の機能があります。

アプリケーション連携実行基盤が出力する標準ログ(システムログ、性能ログ)とアプリケーションで利用するユーザログは、ログ定義ファイルにより分類します。

ログの出力先やフォーマットといったログの出力に関する設定は、ログ定義ファイルに定義します。定義は複数記述することができ、それぞれの定義に対し管理名を設定します。アプリケーションからログを利用する場合には、管理名を指定し、定義に応じたログ出力クラスを取得します。

分類

管理名

用途

標準ログ

システムログ

system
systemClient

アプリケーション連携実行基盤の稼働状況や、エラー状況を出力します。

性能ログ

performance
performanceClient

アプリケーション連携実行基盤の処理に要した時間を出力します。

ユーザログ

高信頼性ログ

上記以外の管理名

データベース更新やアプリケーションの呼出しで指定するパラメタなど、データ操作の運用履歴を取得します。
高信頼性ログは、ユーザがアプリケーションに定義することで使用できます。

汎用ログ

実行時に発生したエラーや、動作の過程を表すインフォメーション、開発過程や障害調査などで用いるデバッグ情報を取得します。
汎用ログは、ユーザがアプリケーションに定義することで使用できます。

標準ログの詳細な説明は、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”を参照してください。

以降では、アプリケーションでユーザが利用する、ユーザログについて説明します。