業務処理実行アプリケーションを作成する場合、以下の注意事項がありますので、アプリケーション開発時は該当するコーディングを行わないよう注意してください。
アプリケーション内でデッドロックやハングアップが発生しないよう使用するリソースの排他順番に注意してください。
なお、メッセージとDBの整合性保証機能では、業務用データベースとメッセージ格納DBは同一のトランザクションで処理されます。したがって、アプリケーション内でデッドロックやハングアップが発生するとメッセージ格納DBのレコードの排他が解除されない状態となり、その後のイベントチャネルの起動が排他待ちによるタイムアウトで失敗することがあります。
デッドロックやハングアップでアプリケーションの応答がなくなった場合、コンテナログ、スレッドダンプおよびJavaメソッドトレースを採取することで、アプリケーションの実行状況を確認することができます。フローが進まないなどの現象が発生した場合、最初にコンテナログ、スレッドダンプおよびJavaメソッドトレースによるアプリケーションのデバッグを行うことでトラブル原因を調査してください。
コンテナログ、スレッドダンプおよびJavaメソッドトレースの詳細は、“Interstage Application Server J2EEユーザーズガイド(旧版互換)”の“アプリケーションのデバッグ”を参照してください。