アプリケーション連携フロープロジェクトは、Interstage Studioの開発環境上に作成される、非同期アプリケーション連携実行基盤の業務処理を構築するための開発資産をまとめた1つの単位です。業務処理実行アプリケーションはアプリケーション連携フロープロジェクト内に作成します。
アプリケーション連携フロープロジェクトは、Interstage Studioから[アプリケーション連携フロープロジェクト]ウィザードを利用して新規作成することができます。
アプリケーション連携フロープロジェクトを作成する方法については、“5.1 業務処理プロジェクトの作成”を参照してください。
注意
JVMのバージョンの違いによる非互換等の問題を防ぐため、業務処理実行アプリケーションを作成するプロジェクトのJREのバージョンは、実行環境と同じバージョンを設定してください。
実行基盤連携用ライブラリは、業務処理実行アプリケーションをビルドするときのJavaビルドパスとして利用されるものです。
アプリケーション連携フロープロジェクトを新規作成すると、プロジェクトに実行基盤連携用ライブラリのクラスパスエントリが自動で追加されています。
実行基盤連携用ライブラリがもつ機能を以下に示します。
基本機能
業務処理実行アプリケーションの開発で固有機能利用クラス、前処理/後処理/エラー処理インタフェースを利用することができます。
ユーザログ機能
業務処理実行アプリケーションの開発で汎用ログ利用機能、および高信頼性ログ利用機能を利用することができます。詳細は“15.4.3.2 アプリケーション連携実行基盤固有機能の利用”を参照してください。
プロジェクトに後から追加する場合の手順を以下に示します。
Interstage Studioの[パッケージエクスプローラ]ビューから[プロジェクト]を選択し、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択します。
[プロパティ]ダイアログボックスの左のペインで[Javaのビルドパス]を選択します。
右のペインで[ライブラリ]タブを選択します。
[ライブラリの追加]をクリックします。
[ライブラリの追加]ウィザードで、ライブラリの一覧から[実行基盤連携用ライブラリ]を選択し、[次へ]をクリックします。
表示された画面でアプリケーションを作成するために必要な機能を選択します。[完了]をクリックして、ダイアログを閉じます。
注意
ユーザログ機能を利用する場合は、実行基盤連携用ライブラリに加え、Apcoordinatorライブラリのクラスパスエントリから以下の機能を追加する必要があります。
[ライブラリの追加]ウィザードでライブラリの一覧から[Apcoordinatorライブラリ]を選択し、[次へ]をクリックします。表示された画面で、以下の機能を選択してください。
基本機能
エンタープライズアプリケーション拡張機能